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The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 STAN WILSON CUSTOM KNIFE !
 ダマスカス・ブレード!
 今回は美しいカスタム・メイド・ナイフを紹介しようと思います。 このナイフはホームページののお客さんから「どうしてもほしいナイフがあるのですがどうやってオーダーしたら良いかわからないので助けてもらえないでしょうか?」 とメールをいただき、ほしいナイフの写真とそのカスタムメーカーのアドレスをいただいたので私が代わりにオーダーしてさしあげたものなのです。
 見てのとおり、トップの写真ナイフはダマスカス・ブレードと言って私もナイフにはそんなに詳しくはないのですが色々なスティールを合わせて一緒にしたもので焼きを入れることによって色がいろいろに変化して出てくるのでひじょうに美しい模様と色が現れて来るのです。

 このナイフはスタン・ウィルソン氏が製作したカスタム・ナイフでウィルソン氏のサイトに出ているナイフはどれも一品製作のカスタム・ナイフばかりのようです。 オーダーしてほしいと送られてきた写真はブルー系のブレードに緑ともピンクとも言えないパール・グリップがひじょうに美しいナイフでさっそくウィルソン氏にメールとこの写真を送りコンタクトしてみました。 するとすぐに返事があり、「まったく同じブレードは手に入らないが同じようなものはまだ手に入るので問題ないですよ! 時間は10ヶ月ほどかかります。」 と言う回答をいただきました。 それではさっそく申込金を送り、ウィルソン氏からの連絡を待つことに! それが2008年の6月のことでした。

 半年以上たったときに「その後はどうですか?」とメールしたのですが、まったく何の返事もなく、高価なナイフなのでちょっと心配でしたがまあ10ヶ月たつまではと思い、そのまま放置してありました。 10ヶ月が過ぎ、私も忘れていた頃に突然ウィルソン氏からメールがあり、ナイフ製作に着手したと連絡がありました。 つまり10ヵ月後まで予定が一杯だったと言うわけです。
 作り始めると早い!?
 それからは随時ウィルソン氏から製作過程のナイフの写真が送られてきました。 このブレードから本当にあの美しい模様が出てくるのか?と不思議な感じでした。 ウィルソン氏から「写真のナイフはグリップのスクリューが見えているが、今私が作っているナイフはスクリューを見えないようにしているんだよ。 それも出来るけどどうするかい? またブレードのシェイプも写真と同じようにもタガーのように上にも刃をつけることが出来るよ! どちらでも出来るのでチョイスしてください!」と聞いてきました。 ナイフの依頼は写真と同じもの!と言うことでしたのでスクリューは見えるように、そして日本ではちょうど秋葉原の通り魔事件があったばかりで日本へナイフを送る際にタガーではまずいなあと思い写真どおりのものでお願いしました。


ナイフのパーツの図!


パールのグリップをあてがったところ!


仮組みされたナイフ!


パールのグリップを組んだところ!


ブレードのシェイプを決めます!


グリップに丸みが付きました!
 大変だあ! 色が違う〜!


これはこれで変わっていていいのですが、、、。
 1週間ぐらいたったところでウィルソン氏から 「ブレードに焼入れをしたところ、グリーン形の色に仕上がってしまったのだけれどどうしたいか? これはこれできれいな色合いだと思うけど?」 と聞いてきました。 ブレードの材質が多少違うので同じように焼入れしても同じ色にはならないとのこと。 「気に入らないのならもっと温度を変えて試してみるか、もしくは作り直さなくてはならないだろう!」 と言ってきました。 これは一大事! さっそく依頼主に聞いてみたところ、やはり「ブルーのブレードにピンクのパール・グリップははずせないので申し訳ないがウィルソン氏にブルーのブレードで作ってくれるように頼んでください!」 と返答をいただきました。 私もそうだろうと思っていたのでウィルソン氏にはその旨を伝えたわけです。 
 すると3〜4日たってウィルソン氏から 「まる1日かけてブレードの焼入れ温度を色々変えてみた結果、ブルーにすることが出来ました!」 と写真を送ってきました。 今度はきれいなブルー系になっています。 依頼主さんの了解も得られたのでそれで仕上げてください!とウィルソン氏に頼みました。

これが同じブレードだと信じられますか?


これが仕上がったナイフです。 光によってこんなに違う色に!
 完成したカスタム・ナイフ!
 ナイフをオーダーしてからちょうど1年ぐらいで完成したカスタム・ナイフ! 送られてきたナイフを手に撮った瞬間、う〜んと唸ってしまいました。 はっと息を呑むような美しさに声も出ませんでした。 写真では上手く伝わらないと思いますが、ウィルソン氏が送ってきた写真のナイフとは違うものでは?と思うほどこのナイフは光の加減によって色が変わるのですよ! ウィルソン氏の写真(上の写真)はたぶん自然光の下で撮った物で、この下の自分で撮った写真は人口光(つまり照明の光)の下で撮ったものですが、ウィルソン氏の写真は少し温かみを感じますけど照明の下で撮った写真はなにやら凄みを感じるほどで、このナイフの色はさまざまに変化します! グリップのパール以外の部分もダマスカス・スティールで美しい模様が出ていますし、ブレードのロック・メカニズムも凝った造りで外観を崩さないようなデザインになっています。


上の写真と同じナイフなんですよ! なんか凄いでしょう?


美しい曲線でしょう?


ヒンジの部分です。


ナイフのトップ!


こちらはブレードが入るところ!


ピンクにもグリーンにも見えるグリップ!


光加減によってはシルバーにも!


ブレードのロック・メカニズム!


作者の名前がここに入っています!
 トップの写真と同じナイフをオーダーしたのですが、2本と同じ物にはならないダマスカス・ブレード! 世界にたった1本のカスタム・ナイフとなったわけです。 依頼主の方にも十分満足していただけたようで私もお手伝いが出来てうれしいです。 こんな美しいナイフを手にとって見ることが出来ましたしね!(笑)


      Stan Wilson Custom Knives     http://www.stanwilsonknives.com/home.html


                                                   12/21/2009


いつまで眺めていても飽きないですよ!
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