Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 COLT AR-15 Model SP1
 M16の民間バージョン!
 AR15と言えばアーマライト社が開発したアサルトライフルでアメリカ空軍が最初にこれをM16として採用し、コルト社がその製造を請け負ったと言うのは皆さんご存知だと思います。 その後、フォワードアシストをアッパー・フレームに追加、マグキャッチの周りにガードをつけるなど改良されてM16A1となりました。 今回紹介するAR15 Model SP1はコルト社が当時初めて民間向けにM16からフルオート機構を取り除いて販売したシビリアン・モデルなのです。
 最近のM4系に代表されるハンドガードのレールに色々な物がついたライフルを見慣れている私にはこの三角のハンドガードが付いたAR15が懐かしいと言うよりなぜか新鮮に見えます。(笑)


おなじみのコルトのマーク!


レバーのストッパーは削り取ってあるのが特徴。


ウィンテージのアジャストはブレットの先で!


バレルにある刻印


おなじみの左側面


すっきりとした右側面
 AR15 SP1は1963年から1984年まで生産されました。 初期のものと後期のものでは刻印が少し違います。 ここにあるのは後期のもので、初期のものはフラッシュ・ハイダーが三つ又であること、バット・プレートにクリーニング・キットなどを入れるストレージがないことなどでこの後期モデルはシリアルナンバーから1981年製とわかります。 フラッシュ・ハイダーはA1用のバード・ケイジでフォワード・アシストが付いていないにもかかわらず、ボルト・キャリヤーにギザギザが付いています。 このAR15が作られた時期はもうM16A1に移行された後なので部品を共用としたのでしょう。


リヤサイト


フロントサイト


ボルトキャリアーにはなぜかギザギザが!


純正マグの刻印


ストックのストレージ


シリアルナンバーのステッカー
 AR15/M16系のメカニズムはいまさら書くまでもなく皆さんよくご存知だと思うので書きませんが(いや、書くのが面倒だから!笑)少しだけこのSP1について書きますと、AR15 SP1はセミオート・オンリーなわけですが、ただフルオート・シアが付いていないだけではなく、フルオート・シアにかかわる部分、トリガー、ハンマー、フック、セフティーレバーなどフレームに入っているパーツのほとんどに交換、または削り取ってフルオート・シアに届かないようになっています。 それは、ボルトキャリヤーにもおよび、シアがあたる部分を削り取ってあります。


フィールド・ストリッピング!


ハンマーにも刻印が!


ボルトキャリアーの下側


フレームは内側を削らないとフルに改造できません。
 今ではコルト社のライセンスが切れて色々な会社がAR15パーツを作っていますのでフルオート用のボルト・キャリヤーやフルオート用パーツはオンラインでも買えてしまいますけどね。 しかしそのままではフレームに組み込めないようになっているので簡単には改造できないようになっています。 


ボルト・アッセンブリー


左がフルオート用ボルト・キャリアー
 まだコルト社だけがAR15を製造していたころは、M16との互換性をなくす為、マガジン・ハウジングの前側のピンのサイズを大きくしてM16の物と合わない様にされていました。 しかし社外製のアッパーフレームがたくさん出回るようになるとそれと組み合わせられるように専用のピンも販売されていました。(社外のパーツはM16を基準に作られていましたから!) コルト社製のAR15はヒンジのピンがスクリューなのでMP5のような横から差し込むだけのピンも売られていました。


下が社外製のピン!


ピンだと簡単です!


ヒートシンク付ハンドガード


結構パイプからガスが漏れて黒くなっています!
 三つ又のフラッシュハイダーはパーツとしてまだ売られていますので雰囲気としてはこれのほうがいいですよね!(笑) 三つ又とA1のバードケージのフラッシュハイダーはスプリングワッシャーで締めつけられていたのですが、A2のハイダーになって下側がふさがってプローンで撃った時に砂ぼこりが上がらないようになったので取り付けはスプリングワッシャーではなくてアルミのワッシャーでちょうどいいところまで締めるようになりました。 たまに映画でM4系がアップになった時にハイダーが変な方向を向いていることがあります。(たとえば007のスカイフォール!笑)

 しかし、ほとんどの映画では星型に炎が広がるので派手さを狙ってA1のハイダーを使ってることが多いようです。 そして最近の映画でM4やM16A2がよく出てきますが、映画で3発バーストで撃つシーンはなくバースト・メカのないフルオートのフレームと組み合わされていることがほとんどのようですね。(M4A1かM16A3ということになるのでしょうか?)


A1用バードケイジ・ハイダー


三つ又、A1、A2の各フラッシュ・ハイダー


A2用は下が塞がっています。


これの方が雰囲気出ますね!


これは、いかんでしょう?(爆)
 MGCの金属とプラ!
 M16のモデルガンは確か国際出版から1973年ごろに発売されたのが初めてだったと思います。 実銃のバットストック、ピストルグリップ、ハンドガードが付けられていたそうですが、もちろん私には高くて到底買えない代物でした。 これはその後マルシンの金属M16A1に引き継がれたようですね。 



 当時の¥24000はとてもとても高嶺の花で中学生だった私には¥3800だったハンドガンもなかなか手が出なかったのを覚えています。(笑)


GUN誌1973年1月号の広告


MGC M16E1/A1の取説と広告
 国際出版のM16はついぞ実物を見たことがないのですが、その後MGCからM16E1なる物が発売され、私は関西ですので梅田の阪急三番街にあるキディーランドのモデルガン屋へよく行ってずらっとウィンドウの中に並んでいるグレーともグリーンともつかないM16E1を「カッコええなあ!」とへばりついて見ていたものです。(笑)


 M16E1が先に販売されたのですが映画やテレビで見るのは三角のハンドガードだったのでM16A1が出るのを待って買いにいった思い出があります。 実際にはM16E1なるモデルは存在せず、XM16E1と言うモデルがM16からM16A1になる過渡期に存在します。 三つ又のハイダーにフォワード・アシストが付き、マグレリース・ボタンの周りにはガードがなくてエジェクション・ポートの下だけにガードがあるモデルです。


これが実物のXM16E1
 その後、M16A1になるわけですが、MGCのM16A1と言えば特徴的なフォワードアシスト風の分解用でっぱりが特徴になっていますね! 当時はハリウッド映画でもベトナム戦争の映画に発砲しないシーンでよく登場しました。 もちろんガン・レンタル会社のギボンズにもたくさんのMGC製M16を見かけました。 1980年代にプラ製のM16A1が出るまでは日本でもTV、映画で代表的なM16だったですね。 ちなみによく書かれていますが、MGCの金属M16は実銃よりも重いです!(笑)


MGCの金属製モデルガン


こちらはMGCのプラ製M16A1モデルガン


三つ又ハイダーは好きかも!(笑)


この3丁が並ぶ機会はあまりないでしょう?
 ではいつものように映画ではと思ったのですがM16A1だともう星の数ほど出ているのでM16となると・・・。
 THE ENFORCER (1976)
 フォワード・アシストがついていないM16が出てる映画といえば??? これかな?と思い出したのは THE ENFORCER (1976) です。 いわゆるダーティーハリー3ですね。 


フォワードアシストが付いてない!


この映画のM16は全部初期のM16でした!
 FULL METAL JACKET (1987)


ハ〜イ、ジョ〜カ〜!(笑)
 MGC M16A1が出てると言えばもちろん FULL METAL JACKET(1987) でしょう! 発砲しないシーンではすべてMGCが使われていました。 この映画はM14が一番印象に残るのですが発砲シーンはM16A1ではなくみんなM16ライフルだったのですね!(汗) よく見ていると全員がシーンによってM16とMGCを持ち替えているのでした!(笑) MGCのはハンドガードに艶があるのでそれとすぐわかります。


前半ではM14が主役です。


発砲シーンが無い時はMGCのM16になっています。


こちらももろにMGC!


発砲シーンになると実銃プロップに入れ替わります。


みんないっせいに持ち替えてる?!(笑)
 PLATOON (1986)
 さて、フォワード・アシストのないM16/AR15は「プラトゥーン」にたくさん出てるとばかり思っていたのですが、実際は一人だけ使っていました!


彼が使うのだけ初期のM16ライフル!


後のみんなが使うのはM16A1ライフルでした。
 余談ですが、 PLATOON (1986) ではバーンズ・モデルと言うのがはやりましたね! トム・ベレンジャーが演ずるバーンズ軍曹が使用したライフルとしてM655と言うトイガンが出ていました。 これはもう皆さんご存知のとおり、M655ではなくてM653Pというフィリピンでライセンス生産されたモデルが正解というか、近いモデルなのです。 M653Pは1973年からの生産なのでベトナム戦争では使われることは不可能なので本当ならXM177E1かE2を使うのが本当なのです。 で、M653Pに近いと書いたのは映画で使われたモデルはフォワードアシストがL字型でなく丸いA2になってからのボタンなのでA1カービンのアッパーフレームにA2のフォワードアシストを組んだでっち上げカービンということになるのです。(笑)


フィリピンでライセンス生産されたCOLT M653P


ベトナム戦争で使われたのはCOLT XM177E1&E2です。


フォワードアシストのボタンが丸いのでこれはでっち上げカービンですね!
 もう1つ突っ込みたいのですが、バーンズが持っている1911A1はミリタリーガバではないのがちょっと気なる!(笑)


これはどう見てもミリタリー・ガバではないなあ!(笑)
 プラトゥーンと言えばいろんな人が色々なところで書いているので今さら書くこともないのですが、バーンズが出撃前に "Lock'n Load !" という台詞です。 Rock'n Roll とよく間違われやすいのですが、ここでは「さあ行くぞ!」みたいな意味でチャンバーに弾を装てんしてすぐにでも撃てるようにするということなのですけど、その語源を検索して調べると大きく2つ、または3つに意味が分かれるようなのです。 調べるとまず出てくるのが、もともとは Load and Lock が本当で第2次大戦中にM1ガーランドを操作する上でまず8発のクリップを装てん(Load) そしてボルトを前に動かしてチャンバーに入れてロック(Lock)するという軍隊で使われていたのが語源でそれをジョン・ウェインが主演の Sands of Iwo Jima (1949) の映画の中で Lock and Load といったのが世間に知られるようになったと言うもの! もう1つはもっと古くてフリント・ロックの銃でハンマーをハーフコックにしてロックしておき、銃口から火薬と弾を装てん(ロード)して撃つ準備をするということ!の2つが普通語源として挙げられています。 3つ目は第1次大戦中、M1903スプリングフィールド・ライフルにボルトを引いて弾を装てん(ロード)、ボルトを前に押してチャンバーに弾を装てんしてボルトをロックするとした説も書いてありました。 いずれも軍隊で使われる言葉で近年では Ready to shoot または Ready to Battle といった意味合いで使われる言葉なのですね!


"Lock'n Load !"
 おまけで、ここではまったく関係ない話ですが!


パイソン? ダイヤモンドバック?
 もう1つ別の余談を!(笑) ダーティーハリー3で助手のタイン・デイリーが使うのはパイソンだとずっと思っていました。 大きさ的にダイヤモンドバックより大きいと思っていたからです。 トリガーガードの形が違うので見分けがつくのですが、どうも見えなくてはっきりしません。 この女優さんが小柄でガンが大きく見えるのかもしれません。 が、今回やっと決定的なシーンを見つけることができました。 ハンマーノーズがついているシーンを見つけたのです。 それにグリップのフレームが下までなく途中までのショートフレームだというのも確認できました! つまり、ダイヤモンドバックが正解というわけでした。 これでやっと夜眠ることができます!(爆)


肝心のところが見えない!


ああ、ハンマーノーズが付いてる! ダイヤモンドバックだったのだ!


フレームがグリップの下まで無いのでダイヤモンドバックの特徴であるショートフレームです。
 今回はちょっとレトロなモデルを紹介しましたがいかがだったでしょうか? この三角のハンドガードは私は結構好きなのですよ! アメリカではもうなかなかお目にかかれないモデルなので紹介してみました。 話はいつものように大幅に外れましたが、まあご勘弁ください!(爆)


                                             1/26/2014
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