Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 BREN TEN Special Forces Light Model
 シルバーのブレンテン!

 ブレンテンといえばこのホームページを始めるきっかけになったガンでして1番最初にレポートしたガンなのですが、あれからもう6年もたってしまいました。 何丁かあるブレンテンですが、最近もう1丁増えたので性懲りも無く(?)それを紹介しようと思います。



ブレンテン・スペシャルフォーセス・ライトモデル


ライトモデルの右側面

 ブレンテンは今では高嶺の花で(以前からそうですが!)とても自分では手が出ないのですが、ブレンテン・フォーラムのメンバーである私の友人から購入の依頼があったので私の名義で登録して預かっているのです。 依頼があったのは最近ではなかなか見ることの出来ないブレンテンのスペシャルフォーセス・ライトモデルで、購入と言っても友人がガン専門のオークション・サイトで落として私が受け取りに行ったので実は値段は聞いていないのですよ!(まあ怖くて聞けないのですが!笑) 普通のスタンダードモデルでも$2000.00は下らないので、友人は撃ってもいいと言ってくれてますが今のところ大切に保管しております。(笑) ホームページのネタに使ってもいいとお許しをいただいていますので今回紹介することが出来ました。



左側の刻印


右側の刻印


セフティーの穴は2ドットモデルです。


トップとチャンバーの刻印


フロントサイト


リヤサイトは後期型

 スペシャルフォーセス・ライトモデルは別に軽量化されているのでライトモデルというのではなく、全部黒いスペシャルフォーセス・ダークモデルに対して全部シルバーなのでライト(カラー)モデルと呼ばれています。 ダークモデルよりはライトモデルのほうがレアなのだそうです。(まあどちらもレアですが!) 私の持っているダークモデルと比べて少々各部が違うところがあるので比べてみたいと思います。



このくらいの長さがちょうどいいかも? え?爲妹みくるカスタムを作れって?(笑)

 元々スタンダードモデルに限らずすべてのブレンテン・モデルはフレームはステンレス、スライドはカーボン・スチール製で作られていて、スライドの長さと仕上げの違いによって各モデル名が違っているのです。 このスペシャルフォーセス・ライトモデルはスライドがスタンダードに比べて少し短く、フレームはステンレスそのままですがスライドにはマイアミバイス・モデルのようなハードクロームがかけてあります。 ですので同じように灰色がかったシルバーと言いますか、少しくすんだ銀色をしています。 ダークモデルのほうはスライドもフレームも黒のパーカーライズドにされていてガン全体が黒のつや消しといった感じです。 ここにあるライトモデルとダークモデルではパーツの形状に少し違うところがあります。 作られた期間はたった2年間ほどしかないのですが、その間も試行錯誤していたのでしょうかね?



SFDとSFLモデル

 一見同じガンに見えるライトとダークの各モデルですがまず外観から見ると、エキストラクターの形状が少し違うようです。 スライドトップがフラットになっていますが幅が広くてデュアルマスターのスライドトップと同じ形状で少し手間がかかっています。 セフティーレバーの所のドットは2つのいわゆる2ドットモデルでここは同じです。 そしてこのライトモデルにはトリガーストップのスクリューが付いていませんでした。



エキストラクターの形が少し違う?


フラット・トップの幅が違います。


シリアルナンバーの刻印の深さが違う?


スライドとフレームの隙間が!


SFLのほうが2mmほど飛び出しています。


ブレンテンのマガジン


SFDのマグキャッチは加工してあるようです!


マグキャッチを入れ替えても飛び出る?

 シリアルナンバーの刻印はダークモデルよりも浅く入れられています。 フレームのスライドレールの先端、ダストカバーの所ですが、なぜか一段低く削られていて隙間が少し多いです。 このライトモデルに付いてきたマガジンはこのフレームには少しゆるいようで2mmほど下に飛び出ています。 これはブレンテンで言われている初期のマガジントラブルですが、このマガジンをダークモデルに入れるとちゃんときっちり収まるのです。 これはどうもマガジンキャッチのノッチの高さが違うようです。 そこでマガジンキャッチを入れ替えてマガジンを入れてみたのですが、やはりライトモデルのほうは入れ替える前よりは良くなりましたが少し緩いのです。 これはフレームも若干の寸法の違いがあると言うことですね。



スプリングガイドの径が違います。


スプリングも違いました。

 スライドを引いてみるとまず感じるのがダークモデルのほうがかなりスプリングがきつい事です。 スプリングのサイズが違うのですが、スプリングガイドの径もかなり違います。 スライド先端のガイドロッドが通る穴も小さいのでダークモデルとの互換性はありません。 ライトモデルのほうはこんなにスプリングが弱くては10mmのパワーを受け止められるのか?とちょっと心配なぐらいです。



スライド・ストップの穴の違い


SFLにはハーフコックのノッチがないのです。

 フレームのスライドストップのマガジンフォロワーにかかる所が入る穴が真円になっています。 その他では違うデザインのスクリューを使っていたりしますが、このライトモデルにはハンマーのセフティーノッチが無いことです。 セフティーノッチと言うのはご存知のとおりハンマーを下ろしたときにハーフコックにしてファイアリングピンにハンマーが当たらないようにするものですが、このライトモデルのハンマーにはそれが無いのです。 ブレンテンにはマニュアルのファイアリングピン・ロックがあるのでハーフコックはいらないと考えたのでしょうか? たった2年間しか製造されなかったブレンテン! 結構試行錯誤していたのが伺えますね!



出来るだけバラしてみました。


ライフリングが見えますでしょうか?


エキストラクターは2つのパーツで出来ています。


スライドの裏にシリアルナンバー
 ブレンテンといえば?

 ブレンテンが出てくると言えば、まずはマイアミ・バイスとくるわけで第1〜2シーズンで使われたわけですが、映画では唯一アーノルド・シュワルツネッガーの「ラスト・アクション・ヒーロー」で出ていたと記憶していたのでもう1度調べてみたのですが、、、、、、。

 Last Action Hero (1993)


デザートイーグルが愛銃!

 この映画、実にたくさんの色々変わったガンが出てきますね。 ガン好きにはかなり楽しめる内容ですが、それを紹介しているとかなり本題から外れてしまうので(笑)それはまたの機会にして、、、、 中盤で同僚の刑事が持っているガンはてっきりブレンテンだと思っていました。 そのあとベルトにさしているところがアップで見えるのですけどチャンバーが丸くなく角ばっていてセフティーレバーがアンビになっています。 ありゃりゃ! こ、これはブレンテンではなくもっと珍しいファルコンではないですか!



てっきりブレンテンだと思っていました!


アンビ・セフティーでチャンバーが四角い?!
 PEREGRINE FALCON

 ファルコンというのは、ブレンテンを製造していたドーナス&ディクソン社が1986年に倒産した後、ブレンテンの権利と機材を買い取ったPEREGRINE社がブレンテンの改良型をファルコンとして1990年ごろに売り出そうとしたのです。 しかしながらPEREGRINE社の銀行取引の不正が発覚し、出資者たちはみんな手を引いてしまい頼みの綱だった警察・ミリタリー関係の契約も取れなかったので結局、一般市場には出なかったのです。 そういう意味ではこのファルコンの映画登場はひじょうに貴重なものですね。



ファルコンのカタログ


ブレンテンが少し角ばったような、、、

 このファルコンの後、2001年ごろにTRITON CARTRIDGE CORPORATIONという会社がブレンテンとファルコンの権利を取得して売り出そうとしましたがリサーチの結果、利益が出ないと判断されウェブサイトまで作って宣伝したのですが世には出なかったのでした。

 VOLTOR FORTIS

 その後、2008年にVOLTOR社からブレンテンそのもののフォーティスというガンが発表され次の年にBREN TENの名前を使う権利を手に入れて発売すると言うアナウンスがありました。 これは皆さんもご存知かと思います。 SHOT SHOWではここ何年かまったく話題になっていませんが、ホームページのブログを見ると2011年7月が最後のアップでフレームのキャスティングでまだ試行錯誤している状態のようです。 2011年3月の書き込みではフロリダの代理店がブレンテンのディストリビューターを降りるということが書いてありました。 プロジェクトはまだ続いているようですが、先はどうなるかまだわからないみたいですね。



ヴォルター・フォーティス


フォーティス・シルバーモデル
 もう時効だと思いますので、、、、マイアミ・バイス・ネタを少しだけ!

 やっぱりブレンテンと言えばマイアミ・バイス!というわけでせっかくなのでこの機会にバイス・ネタを少しだけ書こうと思います。 もちろんマイアミ・バイスで使われたブレンテンのことですよ!(笑)

 GUN BOX のプラネット・ハリウッドの記事でも紹介しましたが、マイアミ・バイスで使用されたブレンテンを紹介したいと思います。 当時は神戸IMFさんが、ブレンテンを出す予定でしたので取材した時の写真は紹介出来なかったのですが、ファルコンのように立ち消えになってしまったようなのでこの機会に公開しようという魂胆です。(笑)



マイアミ・バイスで使われたブレンテン

 マイアミ・バイスのTVシリーズで使われたブレンテンはリヤサイトは六角スクリューが2つの初期タイプでシリアルナンバーはこの番組用に作られたため特殊なものです。 フレームはスタンダードモデルと同じものですが、スライドはスペシャルフォーセス・ライトモデルと同じようにハードクロームがかけられています。 色はいわゆるクローム・メッキのような光ったシルバーではなく塗料の銀色を塗ったような感じとでもいいましょうか? それはちょうどスライドストップとセフティーレバーの色と同じものです。 フレームは見てのとおり、ステンレス製でサイドはポリッシュしてありますがヘアラインが入っていてポリッシュしていない所はダークグレーといった感じです。



特殊なシリアルナンバー!


2ドット・モデルです!


45ACP用のスライドに10mmの刻印


初期型のリヤサイト


バレルにネジが切ってあるのが見えますか?


ブランク用のチョークが見えています。

 使用するのは45ACPのブランクでマガジンは10mmと45ACP共用の初期のものです。(左側に45ACP用の残弾確認用の穴が開いています。) バレルには10mmや45ACPの刻印はありませんでした。 銃口の中にはネジが切ってあって六角の穴が開いたチョークがねじ込んであります。 穴が六角になっているのはレンチでねじ込めるようになっているためです。 トリガー・ストップのスクリューはなく、穴も開いていませんでした。 このガンはマイアミ・バイスで使われた2丁のうちの1丁でディレクターのマイケル・マン氏から直接DONUS & DIXSON 社に製作依頼されたものです。 スタンダード・モデルに45のコンバージョン・キットを組んだものではなくこの番組のために組み立てられたものだと思われます。 10mmの刻印が打たれていますが45ACP用のスライドですし、バレルももちろん45ACP用でシリアルナンバーも特別となればマイアミ・バイスのためにわざわざ作られたものなのでしょうね!



プラネット・ハリウッドで取材した2丁です。

 というわけで、マイアミ・バイスのブレンテンを再び紹介してみました。 久しぶりのブレンテン・ネタはいかがだったでしょうか?(笑)


                                            4/18/2012

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