Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 COLT M1902 Military 38ACP
 SAA の趣を色濃く残すオートマティック!?
 今回もちょっとばかり古いガンを紹介したいと思います。 前回はコルト社初のダブルアクション・リボルバーを紹介しましたが、今回はコルト社初期のセミオート・ハンドガンM1902を紹介したいと思います。


M1902の左側面


右側面です!
 このガンはコルト初のセミオート・ハンドガン M1900の次に発表されたジョンM.ブローニングの設計のガンです。 まあ詳細はウィキなどで調べていただくと詳しく書かれていますので歴史を知りたい方はそちらを見ていただくとして(笑) ここではこの M1902が M1900から M1911へと進化していく過程でのガンのメカニズムがひじょうに興味深いので紹介してみたくて取り上げました。


スライド左側の刻印


スライド右側の刻印


このシリアル・ナンバーは1909年製!


馬のマークはここです!
 M1900は38ACP(380ACPではない)といっしょにコルト社が始めて世に出したセミオート・ピストルですが、M1902,45ACPのM1905まで基本的な構造はほとんど同じです。 M1902の特徴を挙げてみると、まずバレルとスライドが一緒に少し下がり内圧が安全なところまで下がったところでバレル・リンクを使ってロックが外れるおなじみの構造なのですが、このガンには2つのリンクが前後に付いているダブル・リンクになっているのです。 ガン自体の印象はひじょうにスリムでリンクが2つ付いているので1911のようなバレルブッシングはありません。


銃口のライフリング


特徴的なバレル・エンド


これはスパー・ハンマーのモデルです。


マガジン・キャッチはここです。
 初期のM1902にはリヤ・サイトを押し込むとファイヤリング・ピンをロックするセフティーが付いていたものもあり、その為スライドのセレーションを前方に移してチェッカーになっているものもあります。 が、すぐにそのセフティーは取り除かれたデザインになったようで、付いていたものも後からコルト社にて取り外されたものもあるようです。 M1900から改良された点は、@軍用の為、ランヤード・リングが取り付けられた。 Aスタイド・ストップが設けられた。 Bファイアリング・ピンをブリーチの長さより少し短くしてハンマーをレスト・ポジションにしても弾のプライマーに届かないようにした。(安全対策) などが主な点です。


コルト初のオートマティックM1900


初期型のM1902
 初期のスポーティング・モデルにはM1900 と同じようなハンマー・スパーが上に長く伸びているものもあり、これはSAAと同じようにハンマーでリヤサイトを隠してコックされていないのを知らせるものもあったようですが、その後ラウンド・ハンマーやこのガンのようなスパー・ハンマーもかなり存在するようです。 仕上げは美しいコルト・ロイヤル・ブルーと言われる物で今でもこのガンは少しだけその美しさを見ることができます。 鏡のようにポリッシュされたスライドとフレームは写真を撮るのがなかなか難しいです。(自分が写り込んでしまうのですよ!笑)


この小さなパーツが反動を全部引き受ける?


スライドは後ろに抜くのです!


細長いスライド!


大きなエジェクターと長いチャンバー・ランプ
 さて、分解しようと思ったのですが、最初はどうやってバラすのかがわからなくてこれまた苦労しました。(笑) まずはフロントのリコイル・スプリングのプラグを少し押し込むとスライドの前方にある小さな長方形のパーツが横にスライドして抜くことができます。 するとスライドとリコイル・スプリングの関係が断たれてスライドを後ろへ抜くことができます。 ご覧のとおり、この小さなパーツが重要な役割をしていて、スライドとリコイル・スプリングとをつないでいるのはこのパーツなわけですが、これはフレームの前側のスリットを貫通して取り付けられているので弾を発射してスライドが後ろへ下がった時、このパーツがフレームとぶつかってスライドを止めるという役目もしているのです。 つまりこの小さなパーツに発射時の反動が全部かかるわけで最初このデザインを見た時、やはり強度的に少し心配な感じがしました。


バレル・リンクはダブルなのです。


この小さなパーツがスリットの中を前後します。
 M1903ポケット・ハンマーモデルやM1905の45口径も同じデザインなのですが、このすぐ後のM1903ポケット・ハンマーレス・モデル(コルト32オート)はFNデザインのスライドの先が直接フレームにぶつかるデザインになっているので(ストレート・ブローバックですが)その後の1910,1911では前方のリンクを無くし、スライドがじかにフレームにぶつかるデザインにして強度を稼いでいるのでしょうね。


エジェクターとバレル・リンクは外しませんでした。
 いちおうバラせる所までバラしてみました。 ハンマーとハンマー・スプリングはまだSAAのデザインを色濃く残していておもわずニヤリとしてしまいました。 シアーとディスコネクターは今の1911とほとんど変わらないデザインがもうこの時に出来ていたのですね。 ハンマー・ピンのスクリューはSAAそのものです。 ファイアリング・ピンは見たところ真鍮で出来ているようですね。 太くなっているのは、ハンマー・レストポジションでも弾のプライマーに届かないように短くなっているので、ハンマーがピンをたたいた後、その慣性でプライマーをたたかせるためでしょう。 このガンのセフティーはこの短いファイアリング・ピンとハンマーのハーフコックしかないのです。


ハンマー・スプリングとハンマー・ピンはSAAみたい?


ファイヤリング・ピンは真鍮製?


長いチャンバー・ランプ


ライフリングです!


先まで平らなフレーム・トップ


ブリーチ・フェイス
 ギボンズで見かけたM1902&M1903
 以前にギボンズで見つけた M1902 & M1903 です。 ブランク・ファイヤリングなのでバレルにはチョーク、バレルのロッキングラグは削り落としてあります。 参考にしてください。


ギボンズのM1902


これはラウンド・ハンマーのモデル!


バレルのロッキング・ラグが削り取られています。


銃口にはチョークをねじ込むスレッドが!


M1903 ポケット・ハンマー・モデル


中の構造はほとんど同じです。
 鏡のようにポリッシュされた後に、美しいブルーで仕上げられたこのガンは今でもそのコルト・ロイヤル・ブルーの名残を残しています。 最近のガンにはない何かオーラのようなものを感じますね。

                                              Special Thanks to     Craft Apple Works


                                                  9/22/2010


最後にミリタリー・ガバとのツーショット!
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