Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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"DENGEKI"
  フルサイズ・フレームにオフィサーズACPスライドの45オート!
Exit Wounds (2001)
 コルト・ジェネラル・オフィサーズ?
コルト・ジェネラル・オフィサーズってこれしか見つからなかったのですが他にも出ていましたっけ?

月刊ガン1993年8月号
 このホームページを見てくださっている方々ならスティーブン・セガール氏主演のDENGEKI(Exit Wounds)2001 の映画はもちろん見た人がほとんどだと思います。 この映画でセガール氏が使った45オート、皆さんも気になったのではないでしょうか? 映画の舞台はデトロイトですが、大部分の撮影はカナダで行なわれました。 スコーピオンやグロック18のオン・パレードでしたね。 最初にセガール氏の45オートを見た時に 「あ、これいいなあ!」と思いました。 すぐ見てわかるオフィサーズACPのスライドにどう見てもフルサイズのガバのフレーム! こんなガン、あったっけ?と考えてみるとまず最初に浮かぶのはガン誌1993年8月号に出ていた コルト・ジェネラル・オフィサーズというモデルです。 ですが、これはステンレス・モデルの1000丁限定生産ですしセガール氏のスティール・モデルとは少し雰囲気が違います。 それで、このガンにはバリエーションはあるのかな?と調べたところ、ジェネラル・オフィサーズというのはまったく違うガンをさす事がわかりました。
 U.S. ARMY M-15 General Officers Model
 ジェネラル・オフィサーズ・モデルを調べるとまず出て来るのは U.S. ARMY M-15 General Officers Model と言うのが出て来ます。 1970年代に入り、それまで1940年ごろからジェネラル・オフィサー(将軍クラスの士官)の護身用にコルト・M1903 ポケットハンマーレス 32ACPM1908 ポケットハンマーレス 380ACP を支給してきましたが、それが老朽化しているので新しくジェネラル・オフィサー達に支給する為、アメリカ陸軍はRock Island Arsenal (RIA) (イリノイ州ロック・アイランドにある軍需工場)に命じて在庫にあったM1911A1ピストルをそれ用に改造する事になったのです。 
9mmショートのコルト・ポケット!

コルトM1908 ポケットハンマーレス 380ACP
ミリタリー・ガバからの改造です!

これが本当のU.S. ARMY M-15 General Officers Model
将軍用のベレッタです!

M9のジェネラル・オフィサー・ピストル
 1970年当時はもうコマンダー・モデルは出ていましたのでそれを採用したと思われている人もいるようですが、見た目は似ていますが中身は違うものでした。 まずM1911A1 のスライドをコマンダーサイズに切り詰め、大型のフロント・サイトと背の高いリヤ・サイトを取り付けてあります。 つまり、フレームの先端はガバメントのフルサイズという事です。 リコイル・スプリング・ガイドはフル・レングスの長いものが付けられ、バレルのロッキング・ラグは1本だけに削り取られているんだそうです。(これはなぜでしょうか? 1911A1のと間違えない為?) ハンマーとトリガーもミリタリー・ガバとは少し違いますね。 スライドの刻印は削り取られてGENERAL OFFICERS MODEL と RIA の文字に! プラのグリップは木製グリップに変えられ真鍮のプレートがはめ込まれてそのジェネラル(将軍)の名前を入れるようになっています。 メインスプリング・ハウジングにはもちろんランヤード・リングが残されています。 仕上げはパーカーライズドではなくブルー仕上げのようです。 アメリカ陸軍はこれをM-15と名付け1972年から各ジェネラルに支給されました。 これが元祖ジェネラル・オフィサーズなんです。 ちなみに正式拳銃がベレッタに変わった今でも 「ジェネラル・オフィサー・ピストル・プログラム」 としてM9で続いています。

 コルトのジェネラル・オフィサーズ・モデルはたぶんそれにあやかったコルト得意の1000丁限定モデルではないか?と思います。 と言うわけでコルトのジェネラル・オフサーズのバリエーションはステンレスのブライト・ポリッシュ仕様しか出てこなくて実態はあまりわからなかったのですが、どなたか知っている方がいましたらぜひブログにでも書き込んでくださいませ!
コルトの限定1000丁モデル!

コルト・ジェネラル・オフィサーズ・モデル
 DENGEKI モデル!
フレームの先端が長い!
 さて、だいぶ話がそれました。話を映画に戻しましょう! このDENGEKIモデルですが(勝手に名前を付けていますが・・。)スライド部分はオフィサーズACPそのものですがフレーム部分はガバのフル・サイズのようです。 皆さんもご存知のとおり、フルサイズ・ガバメントのスライドを短くしたのがコマンダー・モデルで短くなっているのはスライドだけでなくフレームの先端も短くなっています。 そのコマンダーのスライドをさらに短くし、コマンダーのグリップ部分を弾1発分短くしたのがオフィサーズACPですね。 ちなみに前回紹介したスプリングフィールドのV10ウルトラ・コンパクトのスライドはオフィサーズACPのそれよりもさらに短く、フレーム先端ももちろんオフィサーズACPの物よりさらに短くなっています。 最近はガバメント以外は全部絶版になってしまいました。 コルトで出ているのはコルト・ディフェンダーと言うコンパクト・モデルが出ていますが、アルミ・フレームでスライドもさらに短い物が付いているようです。 
シリーズ70より前の刻印っぽいですが・・・。

刻印がオフィサーズACPとは違うようです!
50口径ぐらいありそうな銃口!
 DENGEKIモデルをよく見るとフレームの先端の部分が少し長いのでコマンダー・サイズのフレームではなく、フル・サイズのガバメントのフレームを使っているという事がわかります。 スライド部分に目をやると、どうも刻印がオフィサーズACPのと違うようです。 オフィサーズACPは80年代に入ってから登場したのでシリーズ80の刻印のはずなのですがどうもそれとは違うようです。 なんとなくCOLTの字は見える(ような)気がしますがこうゆうパターンの刻印はオフィサーズACPにはなかったと思います。
 まあ、セガール氏の大きな手にはやはりフル・サイズのフレームでないと握りづらいのでは?と思いますし、それに装弾数も稼げますからね。
 これはいい!1つ作ってみようかと思い、手持ちのコンバット・コマンダーをベースにコンバージョン・スライドとして上半分を作る事にしました。
 コルト・コンバット・コマンダーとオフィサーズACPスライド!
初期のコンバット・コマンダー! シリアル・ナンバーから1973年製というのがわかります。
 このコンバット・コマンダーは友人のニール氏の紹介で警官の人から譲ってもらった物ですが、スライドについているバレル・ブッシングがガタガタ、バレル・ブッシングとバレルもガタガタでアフターマーケット製のブッシングはガバ用で長いのでスライドが下がるたびにチャンバーに激突していました。 もともとコマンダー・モデルはガバメント・モデルの軽量化モデルでフレームはアルミ製ですがコンバット・コマンダーはそれをスティールのフレームで作られた物です。 このコンバット・コマンダー自体最近では数が少なくガンショーでもあまりお目にかからなくなってきたコレクター・アイテムですが、サイトやセフティーなど少しいじってあったので1発も試射などせずにカスタムする事にしたんです。(ガタガタで撃つ気になれなかったのですけどね。) そこで、バレルとブッシングはウィルソンを入れ合わせてあります。 リコイル・スプリング・ガイドはフル・レングスに! リヤ・サイトはノバック、トリガー、シアー、メインスプリング等、中身は全部入れ替えてドロップ・インのビーバーテール、キングスのセフティーなどを入れてあり、スライドとフレームは少し締めてあります。 スライド・ストップもシャフト部分が少しオーバーサイズの物でガタを減らし、メインスプリング・ハウジングはストレートに! グリップのフロント部分は自分でチェッカーを入れてブルーをかけました。 フロント・サイトは赤のペイントが入った物が最初からついていましたのでさわっていません。 エジェクション・ポートは下に広げてリバース・カットを入れてあります。(あまり実用性ナシ、いちおうカッコだけ!) グリップも変なのが付いていましたのでホーグのココボロに変えました。 キャリー・ガンとしてはなかなか気に入っています。
後期型オフィサーズACPスライド、ファイアリング・ピン・ブロックはもちろん入れてありません!

コルト純正オフィサーズACPスライド
こんなに短いとは自分でも知らなかった!

コマンダー・フレームはこれくらい短いのです!
45オートのスライド、勢揃い!

各スライドの比較!
ガバとV10はゲスト出演です!

このぐらいの長さの差があります!
 そこで、オフィサーズACPの上半分を揃えるべく、BROWNELLSでパーツを揃える事にしました。 まずスライドですが、コルト純正のオフィサーズACPスライドをオーダーしました。 しかし最初のころのようなラウンド・トップのではなくゴールドカップ?のようなACPスライドしかもう手に入らなかったのでそれで行く事にしました。 今ではもうそれさえもなく絶版になってしまいました。 バレルはこんなキャリーガンに精度がどうのという事はないのですが、普通の純正バレルでは面白くないのでエド・ブラウンのバレルを入れました。 ファイアリング・ピンやエキストラクターなどはウィルソン等のパーツでそろえ、リコイルスプリングやロッド、バレル・ブッシングとキャップは純正部品でDENGEKIモデルと同じとしました。 そうそう! もう1つ大事な物を忘れていました! AJAXから1911用のアイボリー・グリップを手に入れました。 これがないとDENGEKIモデルにならないですね。 しかし実用性から言うとこのグリップはつるつる滑って実践的ではありません。 これはたぶん映画での視覚的効果を狙った物だと思います。 私はやはりウッドグリップ派ですね。
見た目は派手です!

AJAXのアイボリー・グリップ
こんなに滑りやすいグリップは見たことない!

つるつるで使いづらい!
フル・レングスのレコイル・スプリング・ガイドに変えようと思っています。

銃口はこんな感じです!
エド・ブラウンのバレルぐらいしかいいのが見つからなかったんです。

エド・ブラウンのオフィサーズ・バレル
純正スライドなのですんなり入りました!

コマンダーのフレームだとオフィサーズにぴったりです!
ガバのフレームにはエジェクターを少し削らないと入らないみたいです。

長さ違いのコンバージョンにしました!
 DENGEKI のプロップ・ガン!
 さて、気になる映画の中のガンですが、何か手がかりはないかと映画の公式サイトを見ていたらなんとプロップ・リストが出ているではありませんか! 一番最初にキャスピアンのオフィサーズ・スライドに1911のフレームを組み合わせてあるとはっきり書いてありました!(早くそれを見ろって!) キャスピアンで売っているスライドには刻印が入っていないので後から入れた物でしょう。 見た感じ、コマンダーのスライドの刻印のコルトの文字より前の部分のコンバット・コマンダーの字がないような刻印だと思うのですが・・・・・・・・。

 たぶんセガール氏お抱えのガン・スミス、テリー・タッシー氏あたりのアイデアかセガール氏本人のアイデアで作られたプロップガンではないかと思います。 タッシー・カスタムのサイトには1911のキャリー・ガンを多数手がけているようですしね!


 どうですみなさん! 1粒300メートル!違った! 1粒で2度美味しいDENGEKI・カスタム、私はこれ、なかなか気に入ってるんですけどどうでしょうか?

                                                    2/12/2007
Caspian Arms Ltd. http://www.caspianarms.com/

Tussey Custom   http://www.tusseycustom.com/customers.htm
 DENGEKI カスタムについての補足!
左右で銃口の色の違い、コマンダー・ハンマーの穴の大きさの違いなどがわかります!

左側はCOLTの刻印がある1991スライド、右側は刻印のないキャスピアン・スライド?

 DENGEKI カスタムについてのレポートをアップしましたが、皆さんからの意見を読ましてもらいちょっと説明不足の点があると思い少し補足させてもらいます。

 このカスタムのフレームについてですが、フルサイズ・ガバのフレームと書いたのは「普通サイズのグリップ」と言う意味ではなくて「ガバメントのフレームそのもの」と言う意味なんです。 写真を見てもらうとわかると思いますが(左下)、コマンダー・フレームだとピッタリとオフィサーズACPのスライドに合いますがこの映画のプロップはフレームの先端が少し長いのでコマンダー・フレームではなく、ガバメント・フレームを使用していると言うことです。カスタムを自分で作るならピッタリサイズのコマンダー・フレームのほうが見た目も良いと思うのですが劇中のやつはフレームの先端を短くしていなかったので手を抜いたと言うことでしょうか?(笑)


 それからゲストブックのよっしーさんの書き込みを見てもう1度よく観察してみたら1つ気がついたことがあります!

写真をよく見ると確かにM1991コンパクトの刻印に見えます(左上)。しかし次のシーンではスライドに刻印がまったくないのです!(右下) これはたぶんキャスピアンのオフィサーズ・スライドだと思われます。 普通、映画ではプロップガンは必ず2丁用意して1丁が調子の悪いときにすぐ入れ替えて撮影が出来るように備えるので1丁はキャスピアン・スライド、もう1丁は1991コンパクトのスライドが載っているのではないかと思います。

 それと銃口なのですが、(チョークを入れる為だとはいえ、45口径よりもかなり大きく見えますが)1991スライドのバレルは黒く見えるのですがシーンによってはステンレス・バレルの銃口が見えます(右上)。これもたぶん、キャスピアンのほうはステンレス・カスタム・バレルで1991のほうは上半分をそのままガバのフレームに載せただけのカスタムではないでしょうか? コマンダー・ハンマーの穴の大きさがキャスピアンのほうが大きいように見えますしね!(右下)
(写真はわかりやすいようにガンだけをアップにして少し明るくなるように補正してあります。)

 と言うわけでよっしーさんがゲストブックに書かれていたキャスピアン説と1991コンパクト・スライド+コマンダーではなくガバ・フレーム説はどちらも正解と言うのが私の見解です!

いかがでしょうか?

                                                  2/18/2007

このバランスは悪くないと思いますが皆さんはいかがなものでしょうか?
おまけ
刑事ニコ/法の死角   Above The Law (1988)
スライドの先端を押してチャンバーを調べるお決まりの操作!

コルト・コンバット・コマンダー
 皆さんご存知!セガール氏のデビュー作です。 わたしの好きな映画の1つなのですが、セガール氏といえばガバメントが思い浮かぶのですけどこの映画ではコンバット・コマンダーが彼のハンドガンなんです。
 けど、あれ?ガバだったような気が・・・?

 最初の方のシーンでコマンダーを構えているのですがアップになるとガバに入れ替わります!
このシーンはコマンダー!

コマンダー・ハンマーが光っています!
これはどう見てもガバメント!

あれ?ここでいきなりガバメント! セガール氏はこの時のほうが頭が薄いような・・・・・・。
 この印象が強くて見ている間じゅうガバメントだとばっかり思っていました。
 しかし、この時のセガール氏のほうが今より頭が薄いような気がするのは私だけでしょうか?

 ちなみにトータル・リコール(1990)に出る前の清純な(少し太めの)シャロン・ストーンが出ていてよかったりします!(笑)
まだかわいいころのシャロン・ストーン!

見たときはシャロン・ストーンとはぜんぜん気がつきませんでした!
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