Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 GLOCK G22 & G17
 GLOCK PISTOLS

 今回はいわずと知れたグロックなのですが、このガンはもう色々なところで紹介されていますし、モデルガン、エアーガンともに本物そっくりなものが皆さんの手元にあると思いますのでいまさら紹介は?とも思ったのですけど、まあせっかく手元にあるのと、つい最近G17を手に入れたので以前から持っているG22とともに紹介してみようと思います。 見飽きているとは思いますが、少しお付き合いください。

 G22 40S&W
 私はもともとポリマーフレームやアルミフレームのガンはあまり好きではなくスチールブルーのガンが好みなのですが、などと言いつつもグロックやHKUSP、ワルサーP99などのポリマーフレーム、SIGP226などのアルミフレームのガンもなぜか持っております。(笑) 所詮ミーハーなのでしょうか?(爆)


G22 セカンド・モデル


右側面です!
 このG22はグロックがかなり流行ったころに買ったもので、いわゆるセカンド・バージョンです。 グロックの売りは確実な作動と安い値段で、それにつられて買ってしまったのですが、それは今でも変わらないセールスポイントですね。 9mmのガンは持っていましたので当時持っていなかった40口径のガンがほしくてG17/19ではなくG22にしたのでした。 装弾数の多さも売りの1つでマガジンベースを交換するともう2発余分に入るといったパーツも売られていました。 ですがその後、アメリカの連邦法でオートのマガジンは22口径以外は上限を10発と決められてしまい、せっかくの装弾数の多さもセールスポイントにならなくなってしまいました。 しかし10発マガジンの規制は10年で効力を無くし、また元通りのマガジンで売られるようになりましたが、カリフォルニアの州法で今もなお10発マガジン規制がかけられているのでカリフォルニア州では10発のままになっています。 つまりそれくらい前に購入したガンというわけなのですが!(笑)


左側の刻印


右側の刻印


チャンバーの刻印


40S&Wの口径表示
 グロックといえばまったく色気(?)が無く角ばったスライドで弾を撃ち出す為だけの道具といった感じなのですが逆に言えばプロ好みのツールという言い方も出来ますね! 最近では有名なガン・インストラクター氏も使用していますし、カスタム・グロックも登場してなかなかの人気ではあります。


グリップにあるパテントナンバー


メタルプレートのシリアルナンバー


メイド・イン・オーストリア


ポリマー製のアジャスタブル・サイト
 このG22は少しばかり手を加えてあります。 まずはトリガーを少し軽くするためにG17Lのコネクター(シアー?)を組んであります。 少し角度が違うのですよ。 それから小さくて下げづらいスライドストップのレバーを少し大きいものに変えてあります。

 そして短くて押しづらいマグ・レリースのボタンを少し長いものに変えてあります。 オリジナルはフレームと同じポリマー製ですが、これは金属製で少し操作感が良くなった(ような気がする?)ようです。 リヤサイトはオプションのアジャスタブル・サイトに変えてあります。 この純正のアジャスタブル・サイトもポリマー製なんですよ!


スライド・ストップ・レバーとマグ・レリース・ボタン


こちらはオリジナル・パーツ


角度が違うのがわかりますでしょうか?


トイガンのようなフレーム・アッシー


ファイアリングピン・ブロック
 今ではグロックを競技で使う人も増えて色々たくさんの社外パーツが供給されています。 競技に出ていた知り合いに聞いた話ですが、グロックのトリガーの感触は引いた後ビヨ〜ンというファイアリングピンが前進する感じがいまいちで、そのファイアリングピンをチタン製に交換するともっとビシッと切れが良くなり、前進速度が速くなるのだそうでコンマ何秒か早く撃てるそうな! しかしながらチタンに交換すると軽くなるのでその分打撃力が弱くなって不発が起こることがあり弾のプライマーを選ばなければならないそうです。 まあ競技で使うならそのガンに合った弾をリロードしなければなりませんからね!
 S&W Model SW40C 40S&W
 ここでせっかく手元にあるので預かりもののS&Wのシグマ・シリーズと比べて見ましょう! ここに預かっているのは初期のものでグリップ・デザイン等が今のモデルと少し違い、レールド・フレームではありません。 グロックはスライドとフレームの間に隙間があって向こう側が見えるというので有名(?)ですが、S&Wのほうがかなりひどいです。 S&Wの初のポリマーフレームのガンですが、なぜこんなに酷似したデザインにしたのでしょうか? グリップ・デザインはそんなに悪くないのですが、しかしこれは訴訟を起こされても仕方ないですよね!(笑)


この隙間はちょっとひどくないですか?


向こう側が見えています。


グロックはこのぐらい!


こっちの方がまだましですか?(笑)


中が見えてる?


マガジン・セフティーが付いていないと言う意味!


グロックとの比較


ほとんど同じに見えますが、、、。
 G17 9mm
 つい最近どういう訳かG17の3rdモデルを中古で購入しました。 中古と言ってもほとんど新品のようですが! G22を持っていたので別のグロックは見向きもしなかったのですけど最近のモデルはスライドの仕上げが黒のヌメーっとした感じのものもあるのですね! ずっとグレーのつや消し仕上げだけかと思っていました。


G17 サード・モデル


右側面
 なぜ今さらG17かと言うと今年の夏に日本へ帰った際にマグプルのFPGを仕入れてきたのです。 これは皆さんご存知マグプルFG9のエアーガン・バージョンです。 2〜3年前まではSHOT SHOWなどで話題になっていたコンパクト・サブマシンガンですが、今では全然話を聞かなくなってしまいました。 ちなみにブレンテンも結局出ずじまいで話は頓挫したようですが!


スライドの刻印


こちらはオーストリア製とは書いていないです。


チャンバーの刻印


9mmパラの刻印


シリアルナンバーのプレートは1段下がっています。


パテント・ナンバーはセカンド・モデルと同じです。
 FG9はもちろん普通の民間人は所持できないわけですが、日本で売られているのは外側がマグプルからの供給と聞いていたので、これってもしかしてグロックのスライドが入るんとちゃうんかいな?と興味があったからです。 まあしかし以前ならけっこうG17の中古は見かけたのですがガンショップやガンショーへ行っても中古どころか新品のG17はまず見かけません。 売っているのは9mmでもG19などのコンパクト系で後はフルサイズだと40S&Wか45ACPばかりです。 やはりコンシールド・キャリー向けのモデルが今の売れ筋なのでしょう。


バラしてみました。


ライフリングはこんなです。


スライド内のパーツ郡


フレームのパーツ郡


トイガンのようなフレームです。


こんなところにナンバーが!
 結果的にはすんなり実銃のスライドが付いてしまいます。 フレームのメカももともと実銃用に成形してあるのでフレーム・メカのアッセンブリーを少し手を加えるだけでそのまま付いてしまうようです。 まあグロックの場合、フレームにシリアルナンバーが入っているのでFPGはもちろん登録できませんし、ストック付きになってしまうのでちょっとまずい訳で、レンジに行って撃てないガンはちょっと組み立てるわけに行かないと言うことでこれはこれで話の種においておくと言うことで!(笑)


FPGには問題なく付きます!


フレームメカの比較
 G22とG17
 サイズ的にはまったく同じG22とG17ですが、どこが違うのかを比べてみました。 右がG17で左がG22です。 ブリーチフェイスとエキストラクター以外はほとんど同じなのですが、スライドの先端内側がG17の方は削り落としてあって軽くなっています。 ブリーチの下側も少しデザインが違います。 そしてエジェクターの長さが9mmの方が長いです。 あと1つ、フレームのバレルがかみ合うところのブロックのサイズが9mmの方が大きいです。 しかしこれは3rdモデルだからかもしれませんね。

右がG17、左がG22


下がG17のスライドです。


ブリーチの下側、手前がG17


エジェクターの比較


ブロックの比較、下がG17
 G17 ファクトリー・カッタウェイ・モデル
 G17を購入する際に身元確認などをして待っている間、そこの店員さんと色々しゃべっていたらグロックのカッタウェイ・モデルがショーウィンドーの中にあるのを見つけました。 さっそく見せてもらうことに! これは売り物ではないそうで、今日は来ていないが他の従業員がグロックの本社に直接オーダーして手に入れたそうな! 普通のG17より高い$650.00(普通のモデルは$495.00ぐらい?)を払って6ヶ月も待って撃てないガンを買うなんて!とその店員は言ってましたけどね!(笑)
 アクセサリー
 まだ3rdモデルが出ていない頃、上の写真のようなパーツがカリフォルニアのガンショーでも買えたのですよ! レーザーサイトは昔からの定番ですが、このストックは今ではもう見なくなりました。(ってハンドガンにストックはダメでしょう? 爆) なにやらMGCの93Rのストックを思い出させますけど、これはなかなかしっかり出来ているのですよ。 アルミ合金で折りたたんだままでも射撃できます。 マガジンとバックストラップの間の隙間に差し込むので4thジェネレーションにはデザイン上使えない訳ですが、今回3rdのG17に付けようと思ったら少し隙間のサイズが違っていて入りませんでした。 基本的にG17とG22はまったく同じサイズなのですが3rdのフレームには付かないのでそれでもう見かけなくなったわけですね。


アルミ合金製ストック


グロック極悪仕様!?
 このガルコのナイロン・ショルダーホルスターはレーザーサイトを付けたまま入るので購入しました。 もちろんヒップ&マグポーチとしても使えるホルスターなのですが、これももう絶版になってしまいました。 もう1つはグロック純正ホルスター! シンプルですが実用的なホルスターです。


ヒップにもなるユニバーサル・ホルスター


グロック純正ホルスター
 MGC, TANAKA, KSC
 けっこうなヒット作のMGCグロックでしたが、実銃に比べてフレームの幅が少し大きいのです。 やはり握った感じは少し太く感じます。 これは並べてみないとなかなかわからないですよね。 ちなみにTANAKAのグリップの方がもっと幅が広いです。


実銃とMGCガスガン


MGCの方が少し幅が広い?


実銃とTANAKA・G18モデルガン


TANAKAはもっと幅が広い!


実銃とKSCガスガン
 こちらのG18はFPG用に購入したKSCのガスガンです。 後から出たKSCグロックのフレームは幅がほとんど実銃と同じです。 しかし前後幅が少し短くてグリップの後ろ側のカーブが少しきついです。 グリップ側面のくぼみも少し深いようです。


グリップの後ろのカーブが違います。


幅はほとんど同じ!
 最後に、、、、、(今回は映画の話じゃないよ!)

 いつものように映画関連の話を書こうか?と思ったのですけどあまりにもメジャーなガンで色々な所に出ているので今回は別の話をちょっと、、、、、、、。

 まああえて言うとダイハード2でレントゲンに写らない(?)ガンとして出てきたのが印象に残っていますが!(笑)

 グロックと言うとどうしても忘れられない話があります。 5年ぐらい前の話なのですが(もう時効だと思う?)、私の仕事は車の修理でして、ラスベガスの修理工場で働いている頃の話です。 週に1度、SNAP ON TOOL というプロ用の工具を売っている専用のトラックが来るのですが、そのドライバーがグロックのG22セカンド・モデルを売りたいと言うのです。 私はG22はすでに持っているので興味はなかったのですが同僚が見たいと言うので見せてもらいにトラックへ乗り込みました。 あまり程度が良くなくかなり使い古されたガンのようでしたが、値段が安いので同僚はそのグロックを買ったのです。 登録を済ませた後、何度か撃ちに行ったようでしたが彼曰く、けっこうジャムすると言うのですよ。 なので今度持ってくるから見てくれと言うことでした。 グロックがジャムとはあまり聞いたことがないのでもしかしたらと売り手のドライバーに聞いてみたらやはりマガジンにずっと弾を入れっぱなしにしていたようで、どうもマガジンのスプリングが弱って来ているようです。
 CCWのところでも書いたのですがオートの場合、やはりマガジンは6本ぐらい用意して3本ずつ(2本は予備)ローテーションしてスプリングを休ませたほうが良いと習いました。 それも1発か2発少なく装弾しておきます。 オートの場合、マガジンが命なのです。 出来れば純正のマガジンをそろえたいですね! まあ、ジャムすると命取りになると言うわけですわ!
 確かあれは昼過ぎだったと思います。 仕事先のガレージ(修理工場)はちょっと暇だったので同僚がグロックを持ってきているから車から持ってくるといってホルスターに入ったグロックを持ってきました。 まずはマガジンを抜くとフルに装填してあるではないですか! 「おいおい、弾入れてくるなよ!」などと日本語で独り言を言いながらスライドを前に抜こうとすると抜けません。 グロックのモデルガンを持っている人は知っていると思いますが、グロックのスライドを引くとファイアリングピンが半分までコックされます。 そこでトリガーを引くと最後までファイアリングピンをコックしてからレリースして前進します。 このハーフコックの状態だとシアーにファイアリングピンが引っかかっているのでスライドが前に抜けません。 スライドを前に抜くにはトリガーを引いてファイアリングピンを落とさなくてはなりません。 そこでトリガーを引いてスライドを前に抜こうとしたらとたんに 「バーン!!」 40S&Wの弾頭が銃口から飛び出たわけです!!(大大汗)
 私はチャンバーに装填したまま人に銃を渡す習慣がないのでまさか弾が入っているとは思わず、チャンバーの安全確認を怠ってしまったのでした。 コンクリートの壁がすぐ後ろにある彼のツールボックスの上でバラそうとしたのですが、ツールボックスの上に置いてあった彼の上着とGパン、Gパンのポケットに入っていた財布とその中に入っていたドライバーズ・ライセンスを見事貫通して80cmぐらい後ろのコンクリートの壁に撃ち込みました。 幸い誰も怪我をせず、自分自身も跳弾で怪我をすることもなく事なきを得ました。(大汗)

 銃の扱いには絶対の自信があった私でしたが、トイガンと実銃の両方を扱っているのでつい安全確認を怠ってしまいました。 もうこれは一生の不覚と言うか、かなりこの時は落ち込みました! 安全第一のスピード・シューターでも1度は暴発を経験すると言うことですが、本当に誰も怪我がなくてよかったです。 それ以来、銃の扱いには細心の注意を払うようにしています。 彼にはCOACHの財布をお詫びに買って謝りました
 今回は恥を忍んで書きましたが、皆さんも実銃を扱う時は本当に注意してくださいね。 少し慣れたぐらいが一番危ないらしいですから!


                                           11/7/2011
P.S. 何がすごいって銃声がしたのもかかわらず店の事務所からオーナー夫婦は出てこないし、向かいや隣の店から誰も様子を見に来ないのですよ! きっと車のバックファイヤーか何かだと思ったのでしょう。 何事もなかったと言う感じで事が済んでしまったのがアメリカだなあと感じました!(爆)
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