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The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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HIGH STANDARD Model K-1200
THE GETAWAY(1972)で使われたショットガン!
 ハイスタンダード・ライアット・ショットガン!
 前回に次回はちょっと変わったものを!と予告したのですが、急遽ショットガンのレポートにしました。 ちょっと気になる映画の中のガンで THE GETAWAY(1972) を取り上げたのですがハイ・スタンダードのショットガンの欄で結局正体がはっきりせず、推測で終わってしまったショットガンのレポートでした。(涙) 実は今回、ホームページのお客さんのドク・トロイさんからオークションに極上のゲッタウェイ・モデルのショットガンが出ていますよ!とメールをいただき、それを見てすぐさまBuy it Now!ボタンをクリックしてしまった私でした!(笑) ドク・トロイさんもゲッタウェイ/マックイーンの大ファンでずっとこの映画で使われた物と同じショットガンを捜しておられていて、ご自身も2丁もハイスタンダード・ショットガンを日本で所持されています。 今回は出展者がカリフォルニアへは売ることが出来ないと但し書きがあり、カリフォルニアのガン・ディーラーを通して購入していらっしゃるドク・トロイさんは泣く泣く私に譲っていただいたのでした。 ドク・トロイさん、どうもありがとうございました。 


High Standard Model K−1200 Riot Shotgun


こちらは右側面!
 以前のレポートでも書きましたが、マックィーンがゲッタウェイで使ったショットガンは、ハイ・スタンダードのカタログには無く、したがってオークションなどで見られるハイ・スタンダード・ショットガンはどれもみんなゲッタウェイ・モデル(と勝手に名前をつけていますが)とは違う物ばかりです。


マックィーンが持つとさまになりますね!
ゲッタウェイ・モデルの特徴は

  @ フロント・サイトがランプの上にある。 しかしライフル・サイト・モデルのものと違うデザインである。
  A バレルが18インチであること。
  B マガジン・チューブがバレル先端まである、7発(6+1)入るものであること。
  C ストック、フォアアームはチェッカーが入っているものではなく、ライアット・モデルのものであること。
  D ライフル・サイト・モデルのようなリヤ・サイトは付いていない。
 以上の様な条件を全部備えたモデルは今までお目にかかったことが無く、今回のショットガンは程度が極上と言うこともあり7〜8年ぶりにおもちゃを衝動買いしてしまいました。(笑)


バレルの左側の刻印


こちらは右側の刻印


銃口部分!


ランプの上に乗ったフロント・サイト!


クロス式のセフティー・ボタン


トリガー・ガードのつけ根にはボルトをレリースするボタン!
 購入にあたり、出展者がテキサスなのでファイヤー・アームズ・トランスファー(名義変更)の手続きをライセンスを持っているガン・ショップにお願いしなければなりません。 ショットガンやライフルの登録手続きはそんなに面倒な作業ではありません。 ネバダ州ではその場でバック・グラウンド・チェック(身元調査)をFBIにつながっているコンピューターで調べ、ネバダ州に90日以上住んでいるということが証明できれば(電話料金の請求書3か月分など)その場で持って帰ることができます。 もちろんネバダ州の身分証明書(免許書など)と、私の場合外国人なのでグリーン・カード(労働許可書、永住許可書)の提示が必要です。 ハンド・ガンは3日間待たなければなりません。 やはりネバダ州はガンの規制は緩いですね。

 以前住んでいたカリフォルニア州だと新しいハンドガンはカリフォルニア・モデルと言われる州の定めたセフティー・テストに合格した物しか購入できません。 州外からはもちろん購入できません。 テストを通っていない古いガンなどは州内であれば個人売買で買うことができますがショップからは州内でも買うことができません。 それにハンドガンもライフルも10日間待たなければなりません。 おまけに安全講習のテストにも1度は通っていなくてはダメなのですよ。 


エジェクション・ポート!


下から見たボルト!


フレームの上側の凹んだ切れ込みにボルトが
上がってロックします!


ボルト・フェイス!
ほとんど新品のようです!


ポンプを引いて装弾する所!


キャリヤーが上がってエキストラクターにかかります!
 以前もトランスファーはやったことがあるのですが、ガン関係の法律はしょっちゅう変わり、やるだびに違うのでいつも戸惑ってしまいます。 以前使ったアメリカン・シューターズ・サプライは手際が悪く、ひじょうに手こずった覚えがあったのですが、一応聞いてみることに! バック・グラウンド・チェックに$25.00、トランスファーの手数料が$75.00と言われました!(驚) え〜、そんなに払った覚えは無いぞ〜!と思いつつも用紙をもらって帰ってきました。 そこでこういうことはたぶん良く知っているのではないかと思い、知り合いでガン誌のレポーターをしている諸星さんに聞いてみました。 すると、ここのガン・ショップはどこも愛想が悪く、無知で怠慢な対応しか期待できないとの事!(笑) 今使っているディスカウント・ファイヤー・アームズも男の店員は役立たずだがアナという女性に頼めば問題ない!と教えていただきました。 そのアナに会いに店に行ってトランスファーの事を聞くとバック・グラウンド・チェック$25.00、トランスファーの手数料$25.00 のあわせて$50.00 でできるというのでその場で頼みました。 今回はまったくスムースに事が運び、無事に私の手元にショットガンが手に入りました。


本当はこちら側にシリアル・ナンバーがあるはず?


バット・プレート!


唯一、映画のと違う所はスイベルが付くようになっている!


しかし、ストック側はスクリューだけ?
 さて、このショットガンなのですが、なんとシリアル・ナンバーが無いのですよ! そんなことがあるのか?とガンショップで登録の時に調べてもらったのです。 ガンのシリアル・ナンバーを削り取ると重い罪なのですが、どこにもその形跡はありませんでした。 結局、No Serial Number と言うことで登録されました。 家へ持ち帰り観察してみましたが、どこにもシリアル・ナンバーがありません。 そこで思い出したのが、ゲッタウェイで使われたショットガンにもシリアル・ナンバーが無く、プロップ会社がE98とナンバーが入れてある!と言う記述です。 ドク・トロイさんも調べてくださった所、どうもショットガンに関しては1968年以前はシリアル・ナンバーを入れなければならないと法律では決められていなかったそうで、メーカーがアフター・ケアをする為に自主的に入れていたそうです。 実際にナンバーの無いものがハイスタンダードに多く存在するそうです。
 では、このショットガンの正体は?
  バレルには RIOT MODEL 18−7 K−1200 と刻印があります。 そこでハイスタンダードのことをもっとよく調べてみました。 

        ハイスタンダードの事ならここのサイト  http://www.histandard.info/

 このショットガンはライアット・モデルで18インチ・バレルの7発(6+1)装弾になるわけですが、18インチのフリート・キング・ライアット・モデルの生産は調べてみると1968年からと言うことになっています。 ポリス・モデルのK−1200は1964年からになっているのですけど、しかしながら 18- 1/8" バレルとなっています。 そしてハイスタンダード社のライフルやショットガンにはその製造年月がわかるようにアルファベット2文字のコードが刻印されていることがわかりました。  


このコード表によるとLKは1967年12月に製造と言うことになります!


バレルのつけ根にLKの刻印!


バレル・トップにも刻印が!
 このショットガンにも LK と言う2文字がバレルのつけ根に刻印されています。 これは1967年12月と言うことになります。 1967年ならシリアル・ナンバーが無いモデルも存在するわけで、しかも実際に18インチのライアットモデルがカタログに載る前の年でもあるので仕様がミックスしているのもうなずけます。 私が思うにこのショットガンはまだカタログに載る前の仕様の決まっていない時に作られた試験的なモデルだったのかもしれません。 もしくはポリス・モデル専用だったのかも? しかしマックィーンが使った物と同じモデルをここで紹介できるのは、ひじょうにラッキーだと思います。 いったい何丁このモデルが存在するのかシリアル・ナンバーが入っていないのでわかりませんが、自分でもゲッタウェイのショットガンはずっと謎だったので、組み合わせたのではなく、実際に存在したと言うことがわかって少しすっきりしました!(笑)


このガンには6+1発のショットシェルが入ります!


やはりこれにはOOバック!
 最近のボディーをコーティングされたショットガンもいいですが、やはりブルーのかかった少し古いショットガンも味があって良いですね!


                                               12/22/2008
 このショットガンの本当の正体?!(追加記事)
 実はこの記事を書いた後にドク・トロイさんからこのショットガンが載っているカタログの資料を提供していただきました。 このカタログはどうもロー・エンフォースメント向けのカタログのようでしてここに載っているモデル8111と言うのがまさにこのショットガンのようです。 つまり一般向けではなく公用としてカタログに載っていたと言うわけです。 これで何とか正体がはっきりしたようです。 しかし、デリンジャーもバックアップ・ガンとして載っているのには驚きました!(笑)


サイトのところに"Beeded Ramp"と書いてあります!
 それからこのショットガンのシリアルナンバーについてドク・トロイさんからエジェクション・ポートの下ではなく、左側の下のほうに通常は入っていますよ!と御指摘をいただきましたので、訂正させていただきました。 ドク・トロイさんどうもありがとうございました。



                                                   2/22/2009


やっと解明できました! ドク・トロイさん、ありがとうございました!
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