Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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  S&W Performance Center
 M627-PC
 パフォーマンス・センターのセミ・カスタム
 今回紹介するのは、これも預かり物のS&Wリボルバーでパフォーマンス・センターのNフレーム357マグナム8連発です。 どこでシリンダーの回転のタイミングを変えてあるのか少し興味があったのでシリンダーとシリンダー・ハンドの関係やトリガーを見てみようと思います。 と、言っても比べるNフレームの6連発がここにないので(すみません!)ゲストにM586の6連発とM686Plusと言うLフレーム7連発の2丁をちょっと比較に引っ張り出してきました。


M627ーPCの左側


こちらは左側
 この8連発、実は以前ガン誌にレポートされています。 レポーターはこのガンの持ち主、私の友人です。 彼はリボルバーを持たせたらかなりの速さで撃ち、スティール・チャレンジやビアンキ・カップなどでジェリー・ミキュレックと同じようにリボルバーで出場し、入賞して前回レポートしたM66と同じようにこのガンを商品としてもらったものです。


ガン誌1998年8月号の記事


パフォーマンス・センターのマーク


バレル左側の刻印


こちらはバレルの右側の刻印


リヤ・サイト


フロント・サイト
 このM627PCは、最近売られているS&Wのリボルバーと同じようにフレーム・トップのリヤ・サイトの先端が丸くなって少し短くなっており、エレベーション・スクリューのところの幅が少し広くなっています。 そして、今のS&Wのリボルバーはすべてラウンド・バットになってしまいました。 このM627−PCもNフレームで5インチ・バレルですが、ラウンド・バットとなっています。


1段下がったクラウン


フレームはラウンド・バット


にぎやかな8連発のシリンダー


実際のシリンダー・ギャップはこんなものです!


へクス・スクリューの下には真鍮の棒が入っています。
このM627にはハンマー・スプリングを留めているスクリューをロックするスクリューが追加されています。 通常、このスクリューを緩めることによってハンマースプリングのテンションを下げ、トリガーを軽くすると思いがちですが、スクリューと言うのは撃っているうちに緩んでくるものなのでみんな硬く締めておかなければなりません。 ですからスプリングのテンションを弱めるためにはスクリューの長さを短くして調整するのが本当なのです。 それを簡単に行えるようにこのガンはカスタムしてあるわけです。


627−PCのモデルナンバー


サイド・プレートをはずしてみました。
 M586 & M686Plus
 ゲストのM686ですが、これは刻印を見るとM686−4となっています。 M686Plus と言いまして、1発多い7発装弾できるシリンダーが付いています。 このガンもM627−PCと同じくフレーム・トップはリヤ・サイトの先端が丸くなっており、グリップ・フレームもラウンド・バットになっています。  もう1つのゲスト、こちらはM586−1です。 これはもうLフレーム最初のリボルバーで、皆さんモデルガンでおなじみのものですね。 こちらはもちろん6連発のシリンダーです。


実はこのガンもガン誌に出ていたのです!


7連発のシリンダー!


686−4のモデルナンバー


これもニュータイプのリヤ・サイト


こちらは皆さんおなじみのM586


S&Wのマーク


M586−1のモデル・ナンバー


このブルーと木グリの色の調和がなんともいいのです!
 私の好みから行くとS&Wのリボルバーはこのころまでぐらいが好きで、これから後はあまり欲しいとは思わなくなりました。(そう思うのは私だけか?) 昔のよくポリッシュされた出来の良いガンを見ると、最近のはつや消しのコーティング仕上げで実用的なのですが、あまり触手が動かないのですよ。 最近になってS&Wは昔の復刻版リボルバーを出してきていますが、M29などはなんかへん?と思ってしまいます。 復刻版ならそれらしくパーフェクトに作ってもらいたいですよね。 またまた話がそれたようで・・・・。
 さあ!バラして見ましょうか?


シリンダーの径は同じです。


いるのはプラスチック・ハンマーとドライバー!


ニュー・タイプはみんなラウンド・バット!


リヤ・サイトの比較!


このぐらいピッタリ合わせてあります。


この辺をたたくのです!
 このM586とM686のサイド・プレートをはずしてみます。 用意するのはスクリューのサイズにピッタリ合ったスクリュー・ドライバー(ネジ回し)とプラスティック・ハンマーです。 ドライバーのサイズが合ってないとスクリューにダメージを与えてしまいます。 ハンドガンのスクリューはかなり硬く締まっています。 なぜなら、撃つ時の衝撃ですぐ緩んでしまうからです。 アメリカのインチ・サイズのスクリューなのでアメリカ製のスクリュー・ドライバーで緩めます。 グリップとスクリューが外れたらサイド・プレートをはずすのですが、見てのとおりピッタリ合わせてあるので引っぱり上げたくらいでは取れないのです。 こじってしまうと傷が付いてしまうので、ここはプラスティック・ハンマーかラバー・ハンマーでプレートのエンドの反対側をコンコンとたたくのです。 するとだんだん浮いてきてパラリと取れますので実銃を持っている方は試してみてください。(って、持っている人は少ないと思いますが・・・・・・。)
 どこが違うんじゃあ?


M686Plusの内部!


M586の内部!
 さて、はずして中を比べてみると私にはまったく同じに見えます。 シリンダー・ハンドの移動量を比べてみても同じのようですし、これはどうもシリンダーのほうに秘密があるようです。 シリンダーのハンドがあたる部分を比べてみると、ハンドが押す部分の大きさを変えて移動量を変えているのです。 ハンドは上下動で直線で動くわけですが、シリンダーは6分の1、または7分の1回ったところでハンドが外れるように大きさを変えてあるだけのようです。 試しに6連発のシリンダーと7連発のシリンダーを入れ替えてみるとちゃんと作動するではないですか! と言うことはNフレームの6連発と8連発もたぶんシリンダーのほうで回転量を調節しているのだと思います。


エキストラクター部分の比較!


シリンダーを入れ替えても問題なく作動します!
 M627PCのカスタム部分は?
 しかし、8連発が普通のラインナップに入れられないのは、8連発のシリンダーにすることによって8発のシリンダーの穴が通常の6連発のものより少し外側へオフ・セットしているのでバレルも上に少しずらさなければならないのと、それに伴ってファイアリング・ピンも上へずらすことになり、ハンマーにではなくフレームに上にオフセットして付けられているセミ・カスタムになっているからなのです。


穴を上に寄せて一回り大きくしてバレルをねじ込んであります


ファイアリング・ピンはフレーム側にして上にずらしてあります
 今回はふと思った疑問を解明(?)したレポートでした。 7連発のM686Plus はシリンダーの穴の位置が6連発の物と変わらないのでフレームのほうは何も手を加えなくてもよかったのですが、8連発となるとなかなか手がかかっていますね!


6,7,8連発の357マグナム・トリオ!


 次回は、ちまたで静かなブーム(?)のC96をレポートしようかと思っています。



                                 Special thanks to: Mr. Tetsuhiro Murata

                                                   8/29/2007

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