Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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アメリカの雑誌からひろったちょっと気になる話や知らなかった話!
"The Rifleman" で使われたライフル!
「ザ・ライフルマン」のライフル
 
 今回、雑誌からひろった記事は「ライフルマン」で使われたM92ウィンチェスター・ライフルのプロップについて書かれていたので紹介しようと思います。 「ライフルマン」はガン誌2006年9月号でも紹介されていましたが、1958年から1963年まで放送されたウェスタン物のヒット番組でした。 主人公のチャック・コナーズ氏がくるくると腕の中で回すM92は記憶に残っている方もおられると思います。 ガン誌の記事に書かれていないことをここでは紹介したいと思います。 

 ライフルマンと言えば最初に出てくるウィンチェスターM92の連射が印象に残っていますが、あの11連射するライフルには実は10発しか入らなかったのをご存知だったでしょうか? テーマソングのテンポにあわせて連射するので10発撃っている所を編集して11連射にしたそうです。

 当時、テレビを撮っている時には3丁のM92ライフルが使われたそうです。 通常の撮影では2丁のウィンチェスター製M1892ライフルを使い、後の1丁はスペイン製 "el Tigre" の戦前の1892コピーモデルでアップで撮られない時やライフル・スカバードに入れてある時の撮影などになどにそのライフルが使われたそうです。
実際にTV収録の時に使われたM92ライフル!

トリガー・ガードに付けられたスクリュー!
 これら3丁のライフルはレバー・ループを大きくしレバーを閉じた時にすぐ発射されるようにスクリューがトリガーガードの下側に取り付けられていたのは皆さんも良くご存知だと思います。 そしてガン誌にも書かれていたようにライフルをくるりと回した時に次弾が排莢口からこぼれ落ちない様にブリーチにスプリング・テンションのかかったプランジャーが追加されていました。 これらの改造を行なったのはシド・ステンブリッジ氏が行なったそうです。 そう、あのステンブリッジ社はたくさんのテレビ・映画用の有名な銃器達を改造してきたのですね。


 ライフルのループレバーは5年間の撮影の間に少し形を変えられています。 最初は大きく丸まった形だったのが最後の年にもっと角ばった形に変えられたそうです。 しかし、チャック・コナーズ氏にとってはどちらでも問題なくこなしたようでもともとスイッチ・ヒッターのプロ野球選手であったので左右どちらの手からでもあのすばやい連射が可能だったそうです。 それをコーチしたのがハリウッドのガン・コーチ、ロッド・レッドウィング氏で、チャック・コナーズ氏は彼のおかげで9発を3秒以内に発射する事が出来たそうです。
 TVシリーズが終わったあと、2丁のウィンチェスターM1892ライフルはチャック・コナーズ氏のプライベート・コレクションとなりもう1丁の"el Tigre"はアリゾナのどこかにあるという噂です。 TVシリーズが終わってからも各地のウェスタンショーなどに出演するコナーズ氏はやはり「ライフルマン」でありM92ライフルが彼の腕の中でたびたびくるくる回されたようです。 氏はそのショーなどの出演の為にもう3丁のウィチェスターM92ライフルに改造を施して使用したと言う事です。  しかしプランジャーの改造は行なわれず、ループ・レバーのスクリューもトリガーにはあたらない様に緩められていました。 彼自身、スクリューを緩め忘れると事故につながる事を良くわかっていたからだと言う事です。 それは実弾でなくともブランクであっても近くにいる人に怪我をさせてしまう事を意味するもので、彼自身それに気をつけていたということです。

 このレポートを書いたリック・ハッカー氏はコナーズ氏をよく知っており写真のM92ライフルは1992年にコナーズ氏が亡くなった後、彼の所有する牧場にあった氏の家のリビング・ルームに飾ってあったTVシリーズで実際に使われたM92ライフルを譲り受けたものだそうです。
氏の冥福を祈ります!

チャック・コナーズ氏とM1892ライフル!
 リック・ハッカー氏はもし本当に「ライフルマン」がオールド・ウェストに存在していたらどうだったろうかと考え、実際に実弾で射撃してみたそうです。 レッドウィング氏が俳優に射撃を教える際、必ずレンジで実弾射撃をしたそうですが、M92ライフルのトリガーガードのアイデアはプライベートではかなりのガン・コレクターであったコナーズ氏のアイデアではなかったか?と言う事です。

 まず最初に50ヤードでサイトがあっているか5発込めて射撃した所、エレベーションはドンピシャで少しだけ左に集まったそうです。 次に9発をライフルに込め、マン・シルエット・ターゲットの前にガン・ファイトを想定して立ち(やはり7ヤードぐらいでしょうか?)トリガー・ガードのスクリューを締めこんで腰だめから出来るだけ早く9発を発射してみたそうです。 44−40弾のリコイルはあまりたいしたことはなく全弾マン・ターゲットに命中したそうで、もし「ライフルマン」が実際に存在していたらかなりの手ごわい相手だったであろう、もしチャック・コナーズのようなスキルがあったなら!と書いています。
 最後に、チャック・コナーズ氏のウィンチェスターライフルは彼を語る上ではなくてはならないものでカリフォルニアのミッションヒルズに眠る氏に捧げる賛辞の中でこれ以上のものはないでしょう! と結んでいます。

                                              Guns & Ammo誌より


                                                     1/29/2007
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