Peko's Gun Box
The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 The Hunter (1980)
 現代のバウンティー・ハンター!
 今回もリクエストをいただいたスティーブ・マックィーンの「The Hunter」を取り上げてみたいと思います。 この映画はマックィーンの最後の映画となったわけですが、やはりかっこよく1911オートを使いこなしていましたね。 マックィーンはもうこのときは病気に侵されていることを知っていたようで、公開年の1980年に50歳で亡くなっています。 もっと活躍してほしかったという思いは皆さんも同じだと思います。
 マックィーンの役どころは「拳銃無宿」と同じく現代の賞金稼ぎ「バウンティー・ハンター」なわけで、アメリカには現代にももちろんこういう人がいるわけでして、どういう人を捕まえるのかといいますと保釈金を払って仮釈放中なのにそのまま姿をくらましたりする人がけっこういるわけなのです。 ここアメリカには保釈金を貸し付けるというビジネスがあるのですが、保釈金というのはちゃんと裁判を受けて刑が決まったあと、もしくは無罪になった後に返ってくるお金なのです。 それとは別に罰金や追徴金などを払うわけですけどね。 それでその保釈金を貸し付けている所がバウンティー・ハンターを雇って捕まえるというわけなのです。 おっと話を元へ戻しましょう!
最初に出てくる1911A1! ハンマーの形からミリタリー・ガバのようです。
 最初の方でマックィーンが持って出てくる1911オートはハンマーの形や色合いがパーカーライジングのように見えること(艶がない?)、グリップの色が濃いことなどからどうもミリタリィー・ガバメントのように見えます。 チャンバーもあまり光っていないですしね。 最近はカスタム・ガバメントが多い中、何も改造していないガバメント・モデルもなかなかいい物ですよね!
艶のないスライド、チャンバーも光っていません。
 しかし、後半でマックィーンが持っている1911はスライドの黒い艶やグリップがウッドの明るい茶色、トリガーが銀色などからシリーズ’70あたりのガバメントだと思われます。  そしてそのシーンの後にマックィーンはすばやいマグ・チェンジを見せてくれます。 ここでよく見ると色がつや消しのパーカー、トリガーが短く銀色ではない、グリップが濃い茶色というところからまたミリタリィー・ガバにもどっているようです。(笑)


ここで出てくるガバはどうもシリーズ’70のガバメントのようです。
 そして、いつものようにじっと目を凝らしてマガジンを見ると(笑)マガジンにはどうも縦すじが入っているように見えます。 やはりこれは45ではなく9mmのブランクで作動させているようですね。 しかし銃口は大きく見えますが、チョークを入れる為少し大きくしてあるのかもしれません。 このシーンではマックィーンはいつものようにブランクでもちゃんと反動を再現してくれていました。


この色はミリタリー・ガバ? グリップの色が濃い茶色!


写真を拡大するとマガジンに縦に筋が!


すばやいマグ・チェンジ!
 この後にあの有名な地下鉄の屋根の上のシーンがあるわけですが、ここではまたスライドがきれいに光るシリーズ’70のガバに戻っているみたいです。(笑) これはやはり同じガンを2丁用意できなかったか、撮影された順番が台本どおりとは限らないので最初のシーンとマグ・チェンジのシーンは同じ時に撮られて、その時はミリタリー・がバだったのが他のシーンを撮る時はシリーズ’70のガバだった!ということだと思います。 まあ見ていてもわからないのであまり気がつかない人が大部分だと思います。(気になるのは私だけか?) 今回レポートを書くにあたり3回ぐらい見直したのですが、2丁の違うガバが使われたという新しい発見を一人で喜んでいる私です。(笑)


あれ?またシリーズ’70?


きらりと光るスライド!


チャンバーが銀色だ! 人差し指がスライドに映っています。
 MA−1がホルスター?!
 ハンターといえば Lee のジーンズに MA−1 ですね! ここのホームページのお客さんなら何も説明は要らないと思いますが、MA−1とは U.S.Air Force の地上クルー用の薄いグリーンのジャケットで、裏がオレンジ色(視認性が良い)のリバーシブルになっています。 マックィーンはこの映画ではホルスターなどいっさい使わず左内側のポケットに1911を突っ込んでキャリーしていました。 飛行機に乗ってきたのですが、当時はそのまま飛行機に乗ってもぜんぜんかまわなかったのでしょうか?(笑)
 その他のガン!
 この映画で1つ絶対はずせない物にスタン・ガンがあります。 たぶんこの映画で初めてスクリーンに登場したのではないでしょうか? スタン・ガンというとあの高圧電流を流して相手を動けなくさせるものを想像しますが、英語でスタン・ガンというと非殺傷性個人携行兵器の総称です。
 このガンはいわゆるグレネード・ランチャーみたいな物ですが、サイトなどない近接用非殺傷対人ガンで、今でこそ40mmのカートでゴムをボールを飛ばす物などがありますが、この映画では砂の入った袋を相手に向けて発射し、強烈なパンチを食らわすというものです。


トランクにショットガン、ケミカル・メイスとスタンガン


たぶん初めて登場したスタンガン!
 改めて映画を見ると、まずブルーのカートリッジ・アダプターのような物をチャンバーに入れ、そしてどう見ても12番(?)のショットシェル・ブランクのような物をそのアダプターに入れます。 そしてバレルの先から砂袋とワッドのようなふたを入れてオレンジ色の棒(筒?)で押し込んでいるようでした。 当時、これを使うシーンを見たときはなかなか新鮮でした。 普通映画でM203などのグレネード・ランチャーを使う場合、40mmカートの形をした12番のブランク・カートが入るアダプターを用いて撮影することが多いようです。 GIBBONSでもけっこう転がっていました!


アダプター? ん、ROLEXのサブマリーナーかな?


ブランク・カートリッジを装填!


砂袋が当ったところ! ワッドのような物も見えています。


サイトもないので近接用ですね!
 そして、マックィーンが使うバックアップ・ガンが出てきます。 25口径のポケット・オートなのですが、最初見た時、「あれ?どこかで見たガンだけどなあ! 何だったっけ?」てな感じで調べ始めました。 結局このガンの正体がなかなかわからなくてえらい時間がかかってしまいました。(汗) 持ってらっしゃる方もいると思いますが、世界映画・拳銃大図鑑 小林弘隆ベストワーク集(イラコバさんのイラスト集です!)でも少し書かれている”ガヴァメントをメイン・アームに、バック・アップ用に足首に巻いたアンクル・ホルスターにベレッタM20を入れている。”というくだりなのですが、ベレッタ??ちょっとイメージが違うなあ!という感じで調べるとグリップの形が違うのでM20ではないことがわかりました。 ジュニア・コルトでは?と思い、写真を見たら似ているもののマガジン・キャッチのボタンがグリップにないのでこれも違います。 というわけでガン関係の本を探しまくった結果、やっと見つけました。(笑) このガンはイタリアのタンフォリオ社のモデルGT27というガンで25ACPを使い、ベレッタのようにバレルが露出していてスライドはスティール、フレームは亜鉛合金(モデルガンのよう?)で出来ているそうです。 ブルー仕上げとニッケル・メッキ仕上げがあるようです。 映画で使われているのはもちろんニッケル・メッキ仕様で足首にはやはりアンクル・ホルスターなど使わずテープで留めていましたね。


これはベレッタではないですね。


テープでとめていました!


イタリア製タンフォリオ社のモデルGT27!
このグリップ・パネルの形からそうではないかと?

 1つどうしても気になるのが、M16A1のハンドルの上に巨大なスコープが乗っかっているやつです。 ナイトビジョンという設定ですが、ハンドルの上にスコープなのでよほどの馬面でないと覗けないというか、馬でないとダメ!みたいな仕様でしたね。(笑) 


異常にでかいスコープ!


ナイト・ビジョンという設定ですね。


すぐわかるM16のバード・ケージのフラッシュ!


これはたぶんコルト・オフィシャル・ポリス 口径44S&W


こちらはチーフで間違いないでしょう!


P38はいつも悪役が持つ!という感じですね。
 おまけ!
 黒人の容疑者が黄色のスーツをさっそうと着てアパートから出てくるシーンで、刑事が持っているチーフ・スペシャルはよくみると銃口にインサートが入っているような・・・・・。 MGCのモデルガンでは?(笑)


5発シリンダーなのでたぶんチーフ! あれ?銃口にインサートが見える?
 今回もあまりにも有名な映画のお題で、いまさらどう解説したらいいのか悩みました!(汗) 少しは新しい発見がありましたでしょうか? 

 次回もリクエストがありました「SEVEN」(1995)で行ってみたいと思います。(汗)



                                                 9/15/2008
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