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The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata) |
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CCW (Conceald Carry Weapon Licence) について | |
銃の携帯許可を取りました! | |
CCW とは銃の携帯許可のことで、カリフォルニア州ではまず普通の人は許可が下りないのですが、ネバダ州では結構簡単に取れるので大統領も変わり大々的にガンの規制が行われるとうわさされているので取れなくなる前に取っておこうという事で申請してみました。 | |
まず許可を取るには8時間に及ぶ講習を受けなければなりません。 CCW 取得のための講習は月に2回、行きつけのガンショップで行われていますのでショップへ行って次の講習会の予約を取ってきました。 講習には自分がキャリーするガンを持っていかなくてはなりません。 講習会は銃の扱い方から銃を使う際の法の解釈まで講義とビデオで8時間きっちりと行われました。 簡単なペーパー・テストの後、もって来たガンで実射テストです。 テストは3、5、7ヤードの各至近距離で右手から6発左手から6発、合計36発をマンターゲットのシルエットの中に打ち込めば合格です。 つまりガンを撃った事のある人なら簡単ということですね! | |
基本的なことも教えてくれます。 |
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最後に教官がターゲットを確認してCCW の申込書にサインをし、どのガンをキャリーするかを書き込んで警察署へ持っていきます。 講習を受けてから6ヶ月以内に申請すれば受け付けてもらえます。 警察署では書類を受け付けた後、指紋の採取をして受領書をもらいます。 それから身辺調査をして問題が無ければ1ヵ月半ほどでライセンスが送られてくるというわけです。 | |
![]() テストで撃ったマンターゲット! すみません、あまり真面目に撃ってません!(大汗) |
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銃の携帯許可といってもコンシールド・キャリー・ウェポンというわけで隠し持っても良い許可書なわけで、逆に言うと周りの人には見えてはいけないのです。 じつはネバダ州はオープン・キャリーなら許可は要らない州でして、オープン・キャリーというのは腰のベルトのホルスターにガンを入れて常に見える状態のことをいい、一部の市を除いてネバダ州の中ではガンをホルスターにさして歩いてもかまわないのです。 大部分が砂漠なので害獣などから身を守るためにそう決められているのですけど街中でガンを見せて歩くのも不自然ですし、セキュリティーの制服を着ているのならまだしもいくら良いとはいえ「ガンを持って歩いている!」と警察に通報されるのも面倒なわけで、ラスベガスのホテル街などでそういう行為はやらない方が無難なわけです。 | |
実際に使用できるのか? | |
講習を受けてわかったのですが、このCCW というのはひじょうに使い方が難しいと感じました。 自分がガンを使用したときにそれが過剰防衛になるのかならないのかの判断が難しいのですよ! 自分の命がよほど危険な場合でなければ相手を撃ってしまった場合、正当防衛が成立しないのです。 たとえば誰かが何人かに囲まれてリンチされているとしましょう。 殴り殺されそうになっている所にガンを持って止めに入ったとします。 それでその人を助けるために相手を撃ってしまったとしたら間違いなく過剰防衛です。 この場合は自分が中に入るのではなく、警察官を呼ぶ!というのが正しいわけで、ガンを持っていない相手にガンを向けただけで罪に問われます。 ガンを持っている時はなるべくトラブルから遠ざかるのが正しい方法だと教わりました。 | |
”1度トリガーを引いたら、ブレットは回収できない!” |
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ここで講習で見せてもらった再現ビデオが非常に興味深かったので紹介したいと思います。 このビデオはCCW
を持っていた場合、たまたまアクシデントに遭遇した時に起こるであろう7つのケースを紹介しています。 場所は工場街の裏道でボブ(仮名)は小型トラックでデリバリーに来ています。 彼の腰にはスナブノーズが見えています。 近くで二人のジャンキー(浮浪者)が良からぬことを考えているようです。 「おい、ちょっとからかってやろうぜ!」 二人のうちの一人がボブの前に立ちはだかり、言いがかりをつけはじめました。 最初のうちはボブは相手にしていませんでしたが、その浮浪者から顔につばを吐きかけられカッとなってガンを抜いて相手を威嚇しました。 もちろん相手はそれ以上手を出さずに立ち去っていきました。 このケースは一番自然な感じがしますが、これはダメです。 相手が何も凶器を持っていない場合、これは明らかに過剰防衛になります。 もしこの浮浪者たちが警察に届けたらボブのCCW は取り消され罰金を払う羽目になってしまいます。 2つ目のケース、ののしられつばを吐きかけられたボブはカッとなってガンを抜き、浮浪者を撃ってしまいました。 これは言うまでも無くNG です。 3つ目のケース、カッとなったボブは浮浪者と取っ組み合いになり、そのまま二人は地面に倒れこみました。 その拍子にガンがホルスターから落ちて相手の浮浪者に奪われてしまいました。 これもまずいですね。 4つ目のケース、もみ合いになった2人は地面でもみあっているうちにボブが抜いたガンを取り合いになり、ボブが浮浪者を撃ってしまいました。 しかしこれは正当防衛を証明するのは難しいですね。 この場合浮浪者が2人というのがポイントで、なぜかというともう一人が本当の証言をしてくれるかどうかが疑問だからです。 5番目のケースは、もみ合っているうちに抜いたガンで逆に浮浪者に撃たれてしまいました。 これは最悪のケースですね。 6番目のケース、ボブはカッとなり地面でもみ合っているとき、浮浪者はそばに落ちていたレンガでボブの頭を殴ろうとしました。 そこでボブはガンを抜いて浮浪者を撃ち九死に一生を得ました。 この場合は自分の命が危険にさらされたので正当防衛が成立しますが、それを裁判で立証できるかどうかは疑問です。 4番目のケースと同じく、もう一人の浮浪者が本当のことを証言してくれるかどうかわかりません。 そして何ヶ月もの間、裁判が続くのです。 そして最後に7番目のケース。 ボブの前に立ちふさがった浮浪者は彼をののしりつばを吐きかけます。 しかしボブはぐっとこらえてつばをぬぐい車へ戻ってその場をすごすごと逃げるように走り去りました。 2人の浮浪者はそれを見て大笑いをしました。 このビデオでは7番目の行動をとるのが正解としています。 誰も怪我をせず裁判にもならないで済んだわけです。 裁判というのはひじょうに負担で何ヶ月も続き、仕事も休まなければならず、かなりのストレスです。 教官の人はどんな時でも出来るだけトラブルから遠ざかるべきだと教えていました。 |
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皆さんは我慢できますか? ガンを持っていても相手にそれがわかってはダメですし、相手に殺意が無いかぎりは使うべきではないというわけです。 それをよ〜く理解したうえでガンを携帯しなければ、不幸なことや面倒なことになりますので皆さんも気をつけて使用(?)してくださいね!(笑) 公務についている人とは違って民間人がガンを使用する場合はなかなかテレビや映画のようには行かないわけですが、それを間違いなく扱えるようにはしておきたいと思っている私です。 できることならガンを使うような場面には遭遇したくはありませんが、もし自分や家族、大切な人が危険な目に遭いそうな場合はためらわずにトリガーを引くつもりです。 11/11/2009 |
ガンを携帯するときは免許証等の身分証明と携帯許可証、 それにガンの登録カードを一緒に持っていなければなりません。 |
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