この事は確かジム・ズビエナ氏に一緒にシューティングへ行ったときに教えてもらったような記憶があるのですが定かではありません!(汗) 本来はスライドを戻したときにハンマーが落ちないようにするのが本筋なのでしょうけど! 1911のトリガーチューンは結構奥が深くて説明を始めるといつまでたっても話が終わらなくなるのでここではあまり書きませんけど、トリガーを軽くするためにハンマーのノッチを浅くしたり角度を微妙に変えると衝撃でハンマーが勝手に落ちやすくなります。 しかし落ちなくても軽いトリガーはありますし、重いのに落ちてしまうということも起こるわけでここはガンスミスの腕の見せ所なわけですが、私はそういうのをいじくるのが好きで最初に買ったガバでかなり学びました!(何度もシアーとハンマーを消費したと言うことですわ!笑)
私の所有するガバとコンバット・コマンダーにはハンマーとシアーをセットで合わせてあるものを買って組み込んでありますが、スピードシューティングをやっている友人に見せたら 「このコマンダーのトリガーは協議用並に軽いのでキャリー用にはちょっと危ないっすよ!」と言われました。(笑) (ちなみに私の1911はスライドストップがかかった状態から戻すとハンマーが落ちてしまいます!)
ハンマーとシアーのセットが決まったら次はトリガーを決めます。 トリガーにトラベル・ストップのスクリューがセットされている場合は、ハンマーが落ちた後にまだ引きしろがあるとガンが揺れるのでその遊びをつめます。 そしてハンマーが落ちるまでの遊びをトリガーバーの前方に溶接等で少し盛ってやって調節します。 あ、その前に普通これらの軽量トリガーは上下の遊びが出ないように上下幅が大きめに作ってあるので削ってトリガーガードに入るようにしてやらなければなりません。(笑) トリガーが決まったら次はセフティーが確実にかかるようにセフティーのシアーにかかる部分を削って調節してやらなければなりません。 たいていはアンビ・セフティーなどに変えるのですが、もちろんこちらも どのガンにも合うように大きめに作ってあるのでシアーを抑えるように削ってやるわけです。 ここはしかしきつ過ぎるとセフティーの切れが悪くなりますよね! そして次にグリップ・セフティーの調整をします。 トリガーの遊びを調整した後でないとトリガー・バーの位置が決まらないので最後に持ってきます。 グリップ・セフティーを放したときに先端がトリガー・バーをちゃんと押さえるようにするわけですが、やはりビーバーテールなどに交換するとその部分も大きめになっているのであわせて削ってやることになります。 ここまでやると結構いい感じになりますが、車と一緒で1つだけやっても良くならないと言うのがなんとなくお分かりになると思いますがいかがでしょう?
私のガバの場合、シリーズ80でしたのでファイヤリング・ピン・ブロックは省いてしまいました。 つけたままでチューンをすることも出来ますが、これも頭の痛い問題ですので!(笑) プロはそんなもんいらんわい!という考えで(よくわけがわからんですが!)扱いは細心の注意を払っています。(のつもり?)
ガバのチューンはそれ以外にスライドのガタ、バレルとブッシング,バレルのロッキングの遊び、バレル・リンクのサイズなどを決めた後にフレームとバレルのフィーディング・ランプをそろえないといけませんし、各スプリングのテンションなども変えたくなってきます。 内部だけでこんなですから外側のチェッカーやセレーション、トリガーガードの下のハイカット、グリップやサイトの選択など、もう奥が深くてやりだすときりが無いと言うか楽しくてしょうがないです!
わははは! まただいぶ話がそれてしまいました!
という訳で(どういう訳じゃあ?)私は自分で1911をかなりいじくり回した経験があるのでスライドを戻す時はいつもトリガーを引いた状態で戻す癖がついているのでありました!(笑)
8/19/2011
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