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The difference between men and boys is the price of their toys. (by Ichiro Nagata)
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 STAR Model B 9mm Auto
 代役なのにスター!?
 今回のお題は今まであまりレポートされたことがないと思われるスペインのスター・モデルB 9mmオートを紹介します。 スペインのスターと言えば三流でコルト社などのコピー物を作っているというイメージを受けるので今まで気にもとめなかったのですが、近くのガンショップへ行った時にショーケースの中にコルトの1911によく似たガンが2丁並んでいるのに目がとまり、最近は1911のクローンが巷にあふれているのでその仲間かな?と覗いてみたら なにやら最近のものとは違ってレトロな感じで付いている札を見ると2丁とも ”スター・スーパーB 9mm” と書いてあったので、ああこれが映画で1911の代わりに発砲シーンでよく使われたスターか!と思い出しました。 確かに1911に似ていますが、スーパーBというモデルは右側にテイクダウン・レバーが付いていてちょっと雰囲気が違うのです。 この2丁はコンサイメント(委託販売)でガンショップに並んでいたものでした。


STAR Model B 9mm Auto


露出したエキストラクターが特徴です!
 気になる映画の中のガンで’ゲッタウェイ”(1972)を取り上げた時にスターは1911の発砲シーンで使われていると書きましたが、これを1911と比べたら面白いですね!とエランの社長さんと電話で話している時に言ったら「エランでゲッタウェイのドク・モデルを出すので面白いから探してください!」との事。(笑) そこで何とか一番1911に似ているだろうと思われるモデルBを探し出して入手しました。 モデルAやスーパーBは結構見つかるのですが、このモデルBはなかなか良いのがなかったのですよ。 という訳で5月27日発売のガンプロフェッショナルズ7月号にゲッタウェイの1911繋がりでレポートに登場したというわけです。


スライド左側の刻印


フレームのプルーフマーク


スライドのプルーフマーク


チャンバーの刻印???


トリガーガードのスペインの文字


これは輸入会社のマーキング


フレームボトムのシリアルナンバーとBの文字


1911と同じバレルブッシング
 ガンプロに登場したといってもあくまでもメインは1911なのでサラッと出ただけですし、実はレポートしたトシさんがシカゴにいる関係上、1911と別々に写真を撮ったので一緒に並べてどれくらいサイズが違うとかの比較が出来なかった訳で、ここでは友人所有の1911をゲストに交えて比べてみようと思います。
 ゲッタウェイの1911
 ゲッタウェイで使われた1911は以前も書きましたが、コマーシャル(市販)の1911(US PROPERTY の文字がない)のフレームに1911A1の初期型コマーシャル・スライドを乗せてフルチェッカーのグリップを付けて作った映画用スペシャルですが、全体にガンブルーをかけ直してあるので下地をポリッシュした時に少し角が丸くなったような感じなのです。 今回友人から借りた1911はコマーシャルスライドではないですが、ブルーをかけ直してあって雰囲気はゲッタウェイの1911によく似ているのでフルチェッカーのグリップを付けて登場してもらいました!(笑)


Getaway で使用された1911


友人の1911! なかなか良い感じでしょう?
 スター・モデルBというガンは実はガンショップやガンショーではほとんど見かけることはなく(いや、見ていないだけか?笑)今回はじめて手に取ったのですが、私の第一印象は「これ、結構好きかも!」でした。(笑) 作りは結構かっちりしているし、フレームとスライド、スライドとバレルのガタもほとんど無くて三流とバカにする無かれ、よっぽど最近のガンよりしっかり作ってある印象を受けました。 最初、手に入れた時はウッドのスムース・グリップが付いていてそれはそれでなかなか良いのですがゲッタウェイとなるとフルチェッカーのグリップでないといけません!(笑) オークションで探してみるとなんとスペインの出展者がデッドストックを出展しているのを見つけたのでさっそく落札して手に入れました。 このグリップはオリジナルはプラスチック製で木製ではないのです。 木製グリップもあるのですが、グリップの淵にラインが入っていてマイアミバイスのTIKI モデルに付いていたグリップのような形なのです。 このプラスチックグリップがゲッタウェイでの代役モデルのグリップで間違いないと思います。


購入時に付いていたグリップ


これもなかなか良い!
 1911と比べてみると、、、
 スター・モデルBは1911の代役に使われたのですが、実は1911よりは少しサイズが小さいのです。 9mmだからということもありますが、最近はやりのコンシールド・キャリー用にサイズダウンした9mmの1911のようにスライド部分がほんの少し全体的に小さいのです。 スライドとフレームの幅も少し狭いのですが、グリップ部分のフレームの前後と高さは1911と変わらないので見た感じが1911と比べてグリップ部分がバランス的に大きく見えます。 しかし手で握っていると見た目は1911とわからないのですけどね。 1911も9mm口径だと前から見るとバレルが少し厚くてすぐわかるのですが、スターだと全体がバレルに合わせて少し小さいので見た感じあまり違和感がないのですよ。 しかし2丁を並べると大きさの違いが良くわかります。 並べて写真を撮ったので比べてみてください。


スターのほうが若干短い!


このぐらいの差です!


一回り小さい!


パッと見はほとんどわからないですね!
 1911との違いはガンプロでも書かれていますが、いちおう書いておきますね。 まず外見上の大きな違いはエキストラクターが露出型であること、グリップセフティーが省略されていること、したがってメインスプリング・ハウジングもフレームと一体、トリガーがスライド式ではなく上にピンが入ったピボット式などが主なところです。


露出したエキストラクター


グリップ後部は一体式


スライドストップの下にピン!


ピンを中心にしてトリガーが動きます。
 その他に1911ではグリップ上部にあるプランジャーがスライドストップの中に内蔵されている、セフティーレバーのプランジャーはなんとハンマーピンの中に内蔵されている、コック・アンド・ロックはもちろんですがハンマーダウンでもセフティーがかかる、 ディスコネクターがフレーム右側のスライドレール部分にある、ファイアリング・ピンをとめているピンがリヤサイトの下にある、と言った所でしょうか。


スライドストップに内蔵されたプランジャー


ハンマーピンの中にプランジャー


コック・アンド・ロック


ハンマー・ダウンでもロック!


側面にあるディスコネクター


ファイアリング・ピンはピン止め


ライフリングは6本


おなじみのバレル・リンク


通常分解は1911と同じです。
 このスター・モデルBはスライド部分は半光沢のブルーでフレーム部分はポリッシュされた光沢のあるブルーで一種の2トーンのように見えます。 ガンプロではグリップが分厚くて大きいと書かれていましたが、実はフレームのグリップ部分は前後幅は1911とほとんど同じです。 フロントストラップのカーブの部分が少なく平面部分が広いのとその分グリップの幅が大きいので大きく見えるのでした。 メインスプリング・ハウジングにあたる所がアーチ形なので余計にそう感じますね! 実はハンマーの幅もスパーが短いだけでほとんど変わりません。


若干薄いフレーム幅


前後幅はほとんど同じです!


ハンマーの形状はA1に近い?


実はハンマーの幅はほとんど同じ!


これ、結構気に入りました! マガジンには8発入ります!
 いつも1911の代役ばかりであまり表舞台に出てこないスター・モデルBは最近の映画ではメインの座はもうないと思いますけどガン自体は決して悪くないと思いますよ! 少なくとも私はスターの三流イメージは1.5流ぐらいになりました!(爆)


               * 気になる映画の中のガン  GETAWAY (1972)


                                           6/2/2015


これはどう見てもスター・モデルBですね!


ゲッタウェイ・トリオです!(笑)


スターがまともに出ているのはパルプ・フィクション (1994) ぐらいしか思いつかない!?
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